スターシップ・トゥルーパーズ 2 | Starship Troopers 2: Hero of the Federation (2003)
2.5/5.0
SF小説の巨匠ロバート・A・ハインラインによる「宇宙の戦士」を原作とする戦争SF映画シリーズの2作めで、第1作を手掛けたポール・バーホーヴェン監督は降板し、伝説のストップモーション・アニメーターであるフィル・ティペットが監督を務めている。
民主主義が崩壊し、軍部を中心とする地球全体の統一政府が築かれた未来。植民先の惑星で遭遇した昆虫型異星生物、通称バグズとの間で全面戦争が勃発し、その闘いには終わりが見えない。
ある惑星でバグズに包囲された人類の部隊が、遠い昔に放棄された建物へ逃げ込む。
味方の救助を待ちながら籠城戦を続ける部隊の間で、異変が起き始める。
当時誰も観たことがなかったレベルの特大スケールと圧巻の演出 (しかも痛烈な風刺) によって宇宙戦争を描ききった第1作と比較すると、あまりにも物語のスケールが小さく、予算の事情があっただろうとは思いつつも、やはりがっかりしてしまう。
特撮やVFXによる派手な画づくりができない分、人間達の疑心暗鬼によるサスペンスを軸に物語が展開し、その演出自体には悪目立ちする稚拙さはないにしても、さすがに物足りなさが拭えない。
往年のSFホラーの傑作「遊星からの物体X (1982)」へのオマージュのようにも感じられるが、それを越えるものにはなっていない印象。
第1作とは完全に切り離し、独立したSFホラーとして鑑賞できれば、多少はハードルが下がったかもしれないが…
「スター・ウォーズ」や「ロボコップ」シリーズ、「ジュラシック・パーク (1993)」といった映画史に残る数々の作品の視覚効果を手掛けてきたフィル・ティペットの監督作品なのだから、その天才的な才能が存分に活かせるように、もっともっと予算を出してあげてほしかった。























