- 9月1日
OATS STUDIOS: ラッカ | Rakka (2017)
3.8/5.0 ニール・ブロムカンプ監督と、彼が立ち上げた「OATS STUDIO」の製作による、実験的SF短篇集の1篇。 起承転結というよりは、核になるSF的着想や世界観設定の部分の具現化に焦点を絞ったスケッチのようなスタイルだが、どの短篇にも監督の独創性の高さと着想の原...
- 9月1日
OATS STUDIOS: 密林の悪魔 | Firebase (2017)
3.7/5.0 ニール・ブロムカンプ監督と、彼が立ち上げた「OATS STUDIO」の製作による、実験的SF短篇集の1篇。 起承転結というよりは、核になるSF的着想や世界観設定の部分の具現化に焦点を絞ったスケッチのようなスタイルだが、どの短篇にも監督の独創性の高さと着想の原...
- 9月1日
OATS STUDIOS: 融合体 | Zygote (2017)
3.9/5.0 ニール・ブロムカンプ監督と、彼が立ち上げた「OATS STUDIO」の製作による、実験的SF短篇集の1篇。 起承転結というよりは、核になるSF的着想や世界観設定の部分の具現化に焦点を絞ったスケッチのようなスタイルだが、どの短篇にも監督の独創性の高さと着想の原...
- 8月24日
ベラ・ボーンの監督作 | A Film By Vera Vaughn (2015)
2.2/5.0 ワンアイデア10分のホラー短篇。 映画監督の主人公が自宅で作品の編集をしていると、届いたメールに自分自身の姿が映った動画があり… という導入は面白い。 中盤で脚本的に大きな飛躍があり驚きはしたのだが、そこには意外性はあっても納得感があまりなく、終盤や結末も同...
- 8月24日
野獣 | Fauve (2018)
4.1/5.0 15分程度の短篇ながら、強い読後感が残るカナダの映画。 2人の少年の演技とは思えないほど自然でリアリティのある演技、色彩が抑えられた風景、狙いが明確で強い構図、どれもレベルが高い。 無垢な生物だけが持つ唯一無二な美しさと危うさは、いつそのバランスが崩れてもお...
- 8月24日
モンスターズ | Monsters (2015)
3.1/5.0 ワンアイデアで勝負といった感じの、15分ほどの短篇。 生まれた時からずっと地下で生活してきた10歳の主人公と、怪物達に支配された地上に出ていいのは大人だけなのだと諭すその家族。 自立心と好奇心から家族の目を盗んで地上に出ようとする主人公が目にしたのは…...
- 6月8日
マスターズ・オブ・ホラー | Nightmare Cinema (2018)
2.1/5.0 短篇×5話と、メタ的にそれらを鑑賞することになる人々を描くオムニバス形式のホラー映画で、同様形式の名作「トワイライトゾーン」やキャッチーなキャラクターで有名な「グレムリン」を手掛けたジョー・ダンテ監督が参加していると知って鑑賞した。 第1話 「The...
- 5月11日
迷宮物語 | Manie-Manie (1987)
4.4/5.0 日本を代表するアニメーション作家といっても過言ではないであろう、りんたろう・川尻善昭・大友克洋が監督を担ったオムニバス形式のアニメ映画で、遠い昔に観賞したおぼろげな記憶があったが、あらためてしっかり観賞した。...
- 3月14日
隔たる世界の2人 | Two Distant Strangers (2020)
4.3/5.0 人類がいつか乗り越えなければいけない人種差別問題について、理想とはほど遠い現状を鑑賞者に叩きつけ、これが私達がいま生きている世界なんだと訴えかけてくる映画だった。 主人公に痛ましい結末が訪れる度に時間が巻き戻されるという設定を用いながら、その設定自体が、毎日...
- 2月23日
肉食もやし | Carnivorous Bean Sprout (2015)
1.7/5.0 シュール演出を狙い過ぎているように感じそれに乗れなかったが、 エンディングで急に爆上がりするテンションとBGMにはちょっとだけ笑ってしまった。 https://filmarks.com/movies/112694/reviews/165893601
- 2月23日
不気味の谷 | Uncanny Valley (2015)
3.6/5.0 高レベルなSFはフィクションを用いて現代社会を批評的に描出するものであるとあらためて理解できた短篇だった。 VFXもストーリーテリング上の必然性に則って効果的に使われており、またその演出もスマートで美しい。...
- 2月23日
カローン | Caronte (2017)
3.9/5.0 短篇ながらストーリーテリングが大変に豊かで、とても見応えのある作品だった。 物語の構造としては名作映画のネバーエンディングストーリーに近く、読後感も近しい。 願う力、想像する力の強さが描かれていて感動的だった。...
- 2月23日
マイセルフ | Self (2024)
4.0/5.0 木製のずんぐり体型の主人公が、金属製のスマート体型でベルのような音色によって対話する人々と親しくなりたくて… という寓話的な短篇。 テーマはとてもストレートに、コンプレックスとアイデンティティ、そしてルッキズム。...
- 2月20日
ラ・ジュテ | LA JETEE (1962)
4.6/5.0 伝説的SF映画とも言われるこの作品の、ほぼ全篇をモノクロスチル (静止画) の連続性とナレーションだけで構成するという演出に唯一無二ともいえる芸術性の高さを感じた。 あえて何もかもは見せない、聞かせない、説明し過ぎないことによって、映画というフレームの外の世...
- 2月20日
彼方に | The After (2023)
2.3/5.0 主演のデヴィッド・オイェロウォの迫真の演技がこの短篇作品の成立を明らかに下支えしていると感じた。 ほぼ表情だけで主人公の様々な感情の移ろいを描き切っているラストシーンは特にそれが顕著。 ただ、良くも悪くも主演俳優の演技力に頼り過ぎていて、アングルやライティン...