

かくかくしかじか | Blank Canvas: My So-Called Artist’s Journey (2025)
3.2/5.0 漫画家の東村アキコによる同題の自伝的漫画作品を原作とする青春ドラマ映画で、永野芽郁が若き日の東村アキコを、大泉洋がその恩師の絵画教室の先生を演じている。 主人公の明子は、漫画家になるという夢を持ちながら特別な努力をせずダラダラ過ごしている高校生。 "美大出身の漫画家" という箔がほしい主人公は、あるきっかけから美大受験のために絵画教室へ通うことになるが、そこで出会った先生の指導はとにかく厳しいスパルタ式で、困惑したりぶつかりながら絵と向き合っていくことになる。 自身が東村アキコ先生と同じ金沢美術工芸大学の卒業生で在学期間も重複していたことや、作品内に大学のキャンパスや金沢の街の描写がたくさんあると聞いたこともあって原作を読み、その物語に心を打たれたので、映画版はどんな作品になっているだろうと気になり鑑賞した。 映画の中で描かれる、絵画教室で石膏像と向き合う息が詰まる時間や、入試実技試験 (デッサン) の焦燥感、制作課題からの逃避を繰り返す日々が当時の自分にもたくさんあったこと等を思い出し、ほろ苦い気持ちになった。...
Jun 29


人間農場 | Human Farm (2024)
3.0/5.0 山田玄徳による8分程度の短篇で、48時間で映画を制作するThe 48 Hour Film Projectというイベントで制作・上映されたものとのこと。 社会人養殖場で出荷される時を待つ人々と、その管理人についての物語。 テーマはいわゆる「指示待ち人間」が増えているという社会批評とその風刺だということは、分かりやすいほどに分かる。 その描かれ方も、48時間という限られた時間 (と当然ながらロケーションや予算も) の中で具現化するという意味では、成功しているように見える。 制約が多い条件下だと中途半端なVFXや小手先の編集テクニックに走って画が安っぽくなりがちだけれど、今作はそうはせずに可能な限り撮ったままの画づくりをベースに成立させようという作り手達のスタンスを感じられた。 これは自分の好みの問題なのかも知れないと思うけれど、邦画ならではの俳優達の演技のわざとらしさや稚拙さが、どうしても時々垣間見えてしまうところが物語への没入の妨げになり、そこを残念に感じてしまう。 今作の出演者達は舞台演劇の俳優中心だろうか、ややオーバーアクトで戯
Jun 20


ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー | Solo: A Star Wars Story (2018)
3.9/5.0 「スター・ウォーズ」シリーズの重要な登場人物である密輸業者のハン・ソロが、いかにして相棒のチューバッカや愛機ミレニアム・ファルコンと出会い、アウトローとして生きていくことになったかが描かれるスピンオフ作品。 「スパイダーマン: スパイダーバース」シリーズを手掛けたフィル・ロード & クリス・ミラーが監督していたが途中降板となり、名匠ロン・ハワードがその座を引き継いでいる。 脚本は「スター・ウォーズ」映画版の脚本を手掛けてきたローレンス・カスダンと、その息子のジョナサン・カスダン。 孤児として苦しい生活を送るハンとキーラは、宇宙へと逃亡することで転機を狙うが、ハンだけが脱出に成功し、離ればなれになってしまう。 パイロットとなりキーラを迎えに行くことを誓うハンは入軍し、送り込まれた戦地であるギャング達と出会い、運命が急展開していく。 超有名SFシリーズの象徴のひとつともいえるハン・ソロと、ハリソン・フォードが演じたそのキャラクターを、違う俳優が引き継ぎ演じることには相当のプレッシャーがあっただろうと想像できる。 オールデン・エアエンラ
Jun 20























