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Cinema Review

ブルース・ブラザース | The Blues Brothers (1980)

  • 執筆者の写真: Shoji Taniguchi
    Shoji Taniguchi
  • 7月13日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月28日


4.5/5.0

コメディアンのジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが米国のTV番組「サタデー・ナイト・ライブ」内で演じたキャラクターをもとに2人が主演するミュージカル・コメディとして映画化された作品で、マイケル・ジャクソンの伝説的ともいえる「スリラー」のミュージックビデオを手掛けたジョン・ランディスが監督を担っている。


孤児院で育てられ立派なろくでなしとして成長したブルース兄弟が、その孤児院の閉鎖の危機と救済のために大金が必要なことを知り、「神の啓示」を受け、自分達が活動していたバンド「ブルース・ブラザーズ」を再結成し、かつてのバンドメンバーと資金集めのために奔走するという物語。


何よりも、数々のミュージカルシーンの完成度が素晴らしく高い。主演の2人の歌唱力と演技力はもちろんのこと、R&Bやソウルの伝説クラスのアーティスト達の歌唱と演技が大変に魅力的で、その何もかもが楽しい。

ジェームズ・ブラウン、キャブ・キャロウェイ、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、他多数… これほどまでに豪華な共演は二度と実現しないのではと感じるほど。

多数の出演者を的確にアンサンブルとして構成し写し取るジョン・ランディス監督の演出力もキレキレに冴え渡っている。



ミュージカルパート以外では、ド派手を通り越してどう考えても過剰過ぎるカーチェイスアクションが印象的。

そして兄弟をつけ狙う「謎の女」として要所に登場するキャリー・フィッシャー (「スター・ウォーズ」のレイア姫を演じた俳優といえば知らない人は少ないだろう) が巻き起こす破滅的なカオスも面白い。


劇場公開から半世紀近い時を経てもなお、音楽映画の金字塔として愛され続けていることにも納得できる、自分にとって宝物のような作品。

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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