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Cinema Review

ひつじ探偵団 | The Sheep Detectives (2026)

  • 5 days ago
  • 2 min read

4.0/5.0

レオニー・スヴァンによる小説を原作とするミステリー映画で、可愛いコメディ仕立てながら本格的な推理が展開する斬新な作品。

実話をベースにした超重量級な物語が展開する「チェルノブイリ」の企画・脚本・制作総指揮を担ったクレイグ・メイジンが脚本を手掛けている。


舞台は英国の田舎に位置するのどかな村。ヒュー・ジャックマンが演じる羊飼いのジョージが、ある朝死体で発見される。

殺人事件のような物騒な事件と無縁だった村人達は、その死因を早々に決めつけて片付けようとするが、ジョージが大切に飼っていた羊達はそうではなかった。

毎晩ジョージから探偵小説を読み聞かせてもらっていた羊達はその内容をきちんと理解していて、ミステリーもののルールを (羊なりに) 知っていたのだ。

ジョージの死の真実を突き止めるため、羊達は独自の捜査を始める。


様々な個性をもつ羊達の可愛らしさと、探偵ものとしてのシリアスな展開のギャップがとても新鮮で面白く、ついニコニコしてしまう。

ミステリーものの定石通りに手がかりを探り、ドタバタが起きつつも少しずつ真相に迫っていく羊達の純粋なけなげさ (とアホさ) に心打たれる。

人間ではなく羊の視点から捉えた時に見えてくる、世界の優しさと哀しさの描かれ方がとても詩的で感動的。

羊飼いを演じた名優ヒュー・ジャックマンはもちろんのこと、それぞれ個性的な村人達や羊達の声を演じた俳優達の演技も良い。


探偵もののクライマックスとして定番の、全ての登場人物が一箇所に集まって真犯人が明かされるシーンもしっかりあって、その真相には納得感もある。

コメディとしての可笑しさとミステリーとしての本格的な脚本が両立する、とても上質な映画だった。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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