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Cinema Review

カッコウ | Cuckoo (2024)

  • 5 days ago
  • 2 min read

3.9/5.0

アルプス山奥のリゾート地を舞台とするドイツ・アメリカ合作の映画で、ハンター・シェイファー主演。

脚本・監督はドイツ出身のティルマン・シンガー。


あるきっかけで米国からドイツへ引っ越すことになった主人公とその家族が、一癖ある現地の人物達と親交していく中で、怪異と遭遇する。

アルバイトをすることになったリゾートホテルで宿泊者が異常な行動をとったり、主人公の妹が超音波のような高音を発したり…

外界と隔絶された世界に何が潜み、何が起きているのかを、主人公は目にしていくことになる。


ネタバレを避けるため詳しい内容を書くことは控えるが、スリラーやホラーといったひとつのジャンルに当てはめにくく、SF的な解釈も含め鑑賞者に想像の余地が大きく託される脚本で、その読後感がとてもユニーク。

ハンター・シェイファーの存在感や演技力の高さはもちろん、ティルマン・シンガーの独特な演出センスも全篇に渡り光っている。

白黒明快でいわゆるお手本的な物語の展開とは全然違う形の脚本で、鑑賞していてやや混乱する部分もあるけれど、その混乱の後味も含めての映画体験が設計されているように感じた。

スリラー映画としてその恐怖演出を味わうことも、配役や脚本に隠喩的に秘められているであろう社会批評テーマについて鑑賞済の人々で語り合うこともできる、良い作品。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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