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Cinema Review

パニック・フライト | Red Eye (2005)

  • 5 days ago
  • 2 min read

3.5/5.0

ホラー映画シリーズの金字塔ともいえる「エルム街の悪夢」の創造者でもあり、「スクリーム」シリーズを手掛けたことでも有名なウェス・クレイヴンが監督を手掛けたスリラー映画。

「HELP / 復讐島」や「アバウト・タイム」のレイチェル・マクアダムスが主演し、「オッペンハイマー」で主演を務めたキリアン・マーフィが共演している。


高級ホテルのフロントマネージャーを仕事とする主人公の女性は、その滞在地から自宅へ戻るために向かった空港で、ある男性と出会い親近感を持つ。

飛行機に搭乗すると、偶然にも臨席がその男性だった… という、まるでラブコメディのような導入。

しかし、ホラーの巨匠ウェス・クレイヴンの作品なので、物語がそのままのトーンで続くはずはなく、そこからショッキングな展開が続く。

様々な表情や役柄を演じ分けられるキリアン・マーフィの演技力の高さがよく分かる。

誰もが認めるであろうレイチェル・マクアダムスの美しさはさておき、その様々な表情の変化が面白い。ただか弱い女性を可哀想に演じるのではなく、飛行機内という限定空間で葛藤・勇気・使命感といった心理の切り替わりが丁寧に描かれていて、スリラー映画ならではのドキドキがある。


フライト中の機内だけで完結する脚本と思いきや、その着陸後も物語が続き、むしろその後のウェイトがかなり大きかったことと、作品のトーンが後半でスリラーからアクションにややスライドしたことが意外だったけれど、主人公と隣席の男性だけでない様々な登場人物も物語の主軸に絡まりながら結末へ向かう展開は、緊張感も持続して面白い。

序盤で提示されていた小さな伏線達が終盤できちんと回収されたり、主人公が抱えていたトラウマから脱却するといった部分も丁寧に描かれており、90分程度のコンパクトな時間で鑑賞できる娯楽映画として良質な作品。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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