top of page
Shoji Taniguchi.com logotype

Cinema Review

ザ・ラストハウス | The Last House (2026)

  • 12 minutes ago
  • 2 min read

2.9/5.0

「グランド・イリュージョン」シリーズを手掛けたルイ・レテリエが監督したNETFLIX映画で、「トロン: アレス (2025)」や「ハウス・オブ・ダイナマイト (2025)」等に出演するグレタ・リーと、「ナルコス」シリーズや「シビル・ウォー アメリカ最後の日」で強烈な印象を残したワグネル・モウラが主演している。


シアトル近郊で暮らす主人公一家は、ある日突然自宅に閉じ込められる。

扉も窓も開かず、電話もインターネットも通じず、近隣の家族も同様で、外では雨が降り続く。

一家は備蓄食料を頼りに状況の変化を待ち続けるが、やがて物資が尽きはじめ、何とかして生存方法を作り出そうとする。


多くの人が思い出すのが、まだ有効なワクチンが開発されておらず世界中が恐怖と混乱の中にあった新型コロナ禍初期のロックダウンだろう。

脚本を手掛けたマシュー・ロビンソンや監督のルイ・レテリエは、物語の着想そのものはロックダウンではなかったとしつつ、他者との関係断絶や見通しが立たない未来への不安を描くための装置として、隔離された自宅という舞台を設定したとのこと。


良くいえばSF的、あるいは少々無理があるともいえる設定については、物語の後半でその真実が明かされはするが、やや強引で納得感に欠けるなぁと感じてしまった。

シーンのほとんどが家の中であっても演出が洗練されていて退屈に感じる時間はなかったけれど、終盤のややダイナミック過ぎる展開には賛否が分かれそう。

何より、電話やインターネットは不通なのに電気だけがかなりの長期間使えるという点は、物語設定の粗探しを好まない自分でもさすがに気になってしまった。

作品の核はそういった設定や映像のダイナミズムではなく4人家族のドラマなのだと理解はできるけれど…

次第に正気を失いそうになっていく父親役のワグネル・モウラと母親役のグレタ・リーはそれぞれの役柄をしっかり好演しているだけに、少しもったいないなという印象。


一風変わったSF家族ドラマや閉鎖空間ものを観たい映画好きには合うかも知れない。

cinemagirls

おすすめ (殿堂入り)

Filmarks logo

webpage内検索

最近の記事

Shoji Taniguchi profile photo

Auther:

Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

Creative Director

  • LinkedIn
  • Facebook
  • YouTube
  • X
  • Instagram

美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

映画やドラマを観ている時間が幸せ

お仕事のご依頼やお問い合わせはこちらから

© 1998-2026 Shoji Taniguchi

Kazari
Kazari
bottom of page