さよなら地球!スマホを切ったら世界が終わってた | Save Yourselves! (2020)
1.3/5.0
サンダンス映画祭のグランプリにノミネートされたSFコメディ中篇で、アレックス・ヒューストン・フィッシャーとエレノア・ウィルソンによる共同脚本・監督作品。
都会で暮らす男女の主人公は、いつもスマホが気になる典型的な現代人。
SNSの通知や仕事の連絡が気になり、お互い向き合って会話することさえ疎かになってしまっている。
2人は1週間だけスマホの電源を切って外部との連絡を断ち、山に籠もって自分達だけの時間を過ごすと決め、実行する。
そうやって2人がデジタルデトックスをしている間に、地球規模での異変が発生していて… という導入。
いわゆる異星人の侵略ものではあるが、ハードなSFではなく、オフビートなコメディのトーンが全篇に漂う。
作品内で起きている極めてシリアスな状況にそぐわない意図的な画づくりのチープさを面白がれる人もいるだろうとは思うけれど、自分には全然合わなかった。
風刺や冗談として製作しているんだから、こんなもんでいいだろ? 逆にこの安っぽさが皮肉っぽくて笑えるだろ? と押し付けられているように感じ、それに乗れない。
いつでも誰とでも何とでもスマホを通して接続してしまっている現代人と現代社会への批評的なテーマで物語が構成されているのかと思ったが、そんなことは全然なく、異変が起きてからはただただチープなサバイバルものになり、脚本放棄にも感じる投げやりな展開で急に終劇するので、自分はいったい何を観ていたんだろうという気持ちになった。
比喩的なテーマを深く考察する価値がある作品ではないように思う。























