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Cinema Review

レディ・オア・ノット | Ready or Not (2019)

  • 11 minutes ago
  • 2 min read

3.3/5.0

近頃注目を浴びているサマラ・ウィーヴィング (「マトリックス」のエージェント・スミスを演じた名優ヒューゴ・ウィーヴィングの姪) が主演する、ブラックコメディ感のあるサバイバルホラー。

YouTubeで作品を発表してきた映像制作チーム「Radio Silence」のスタッフが中心となって製作を手掛け、同チームに所属するマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットが共同で監督を担っている。


結婚を控えた主人公が、パートナーの生家である大富豪一族の伝統儀式に参加することになる。

ギャンブルやゲームに関わる商売で財を成した一族の儀式には、独特なルールがあって… という導入。


何よりも、新世代のスクリーム・クイーン (恐怖演技が印象的な俳優) ともいわれるサマラ・ウィーヴィングの存在感が作品の屋台骨になっている。

叔父によく似たそれぞれ大きな顔のパーツはインパクトが抜群で、状況に応じて様々に変化する表情や身体演技も素晴らしい。

命を狙われる密閉空間でのサバイバルという設定自体は特別斬新なものではないけれど、無駄なくテンポ良く物語が展開するので退屈感はない。


逆にいうと、サマラが演じる主人公以外の存在感がやや弱く、他の出演俳優達はみな安定感のある演技をしているものの、すごく印象的なものにはなっていないとも感じる。

終盤の展開にはやや惹きつけられたけれど、予想を大きく越えるものではなかったし、決着がつくシーンの演出には (コメディとして意図的にそうしているのだとは分かりながら) やり過ぎてチープに見える瞬間があり、少しさめてしまった。


日本では劇場未公開となった今作だが、米国では製作費に対して大きな興収を収め、続篇も製作されることとなった。

YouTube出身の映画監督は既に珍しい存在ではなくなったけれど、今作のように今後もまた新しい才能が成功を収めていくのだろう。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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