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Cinema Review

SISU/シス 復讐の血闘 | Sisu: Road to Revenge (2025)

  • 21 minutes ago
  • 2 min read

3.7/5.0

フィンランド出身のヤルマリ・へランダーが脚本・監督を手掛けた戦争アクションの2作目で、その義理の弟でもあるヨルマ・トンミラが1作目に続き主演を担っている。

SISUとはフィンランド語で「困難を前にしても絶対に折れない不屈の精神」を指す、とのこと。


第二次世界大戦の終戦直後、1946年。

フィンランドの元特殊部隊員で、伝説の兵士として恐れられていた主人公は、ソ連領になった故郷へ戻り、戦争中に失った家族と共に暮らした家を解体して、フィンランドの安全な土地で再建することを目指す。

ソ連当局側は主人公の存在を危険視し、その宿敵ともいえる元軍人を利用して抹殺しようとする。


とことん寡黙でありながら、自身に迫る暴力にはそれを凌駕する超暴力で立ち向かう主人公が魅力的だった1作目のテンションはそのままに、今作でも戦闘機や戦車、終盤ではミサイルまで登場してのバイオレンスアクションが展開する。

一応のシリアスさが保たれていながらあまりのハチャメチャさに笑ってしまう作風だった1作目との違いは、2作目となる今作では演出がエスカレートしていて、製作者達が割と明らかに笑わせにきているなと感じるカットが多くなっていたところ。

個人的には1作目の (テイとしては) シリアスさを保って欲しかったけれど、致命的な欠点というよりは好みの問題かなとも思う。

前作にも増して容赦がなさ過ぎる暴力描写や、ありえないだろうとツッコミたくなるアクションの大胆さは健在で、約95分というコンパクトな尺ということもあり、観ていて退屈になる時間はない。


終盤における想定外にハートフルな展開と主人公の表情の変化には心を動かされたが、エンドロールではまた確信犯的に笑わせにきていて (ツッコむことで成立するシリアスタイプのボケ) まんまとニヤニヤ笑わされてしまった。


ヤルマリ・へランダーは今作シリーズで世界から注目と称賛を浴びた結果、あの「ランボー」シリーズの次回作監督に就任したとのこと。

夢のように素晴らしいサクセスストーリーだと思うし、ぜひとも成功してほしい。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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