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Cinema Review

サイコ・キラー | Psycho Killer (2026)

15 hours ago
2 min read

1.8/5.0

サスペンス映画の傑作「セブン」の脚本を手掛けたアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーが脚本を担当したバイオレンススリラー。

サスペンスやホラージャンルの映画を中心に長くプロデューサーを手掛けてきたギャヴィン・ポロンの初監督作品。


主人公の女性警官とその夫が、パトロール中に不審な車を発見する。

夫がその不審車の運転手を取り調べていると、殺人鬼である運転手の凶行により夫が殺害されてしまう。

主人公は自分だけが生き残ったことに精神的な苦痛を抱え、夫を殺した犯人の足取りを追う。


脚本時点の構造の問題なのか、監督による演出力の問題なのか、犯人を追う主人公視点のパートと殺人鬼視点のパートの往復形式で展開する物語に緩急や緊張感が少なく、何となくだらだらと話が進んでいくので退屈になってしまう。


中盤では殺人鬼視点で悪魔崇拝者達が集まる場所へ赴き滞在する時間があるのだけれど、それらのシーンに物語上の必然性がほとんどないように思えて、文字通りの意味で寄り道になってしまっているのではと感じた。

オカルティックな信仰の恐ろしさや殺人鬼の心の拠り所等がそこで描かれているかといえばそういうことでもないし…


殺人鬼が何のために誰を狙って何を成し遂げようとしているのかがなかなか読めないのはまぁサスペンスジャンルの型だとして、それらが終盤で判明しても、うーん? ちょっと話のつなげ方が無理やり過ぎ? 飛躍し過ぎ? と感じてしまい、納得できず、驚きもしなかった。


ギャヴィン・ポロンの監督としての経験不足が映画全体のちぐはぐさに影響していることは間違いないとして、伝説的ともいっていいだろう「セブン」の脚本家が担当したとはとても思えない杜撰で稚拙な脚本に驚かされる作品だった。

この世界観で続篇をいくらでも作れますよ的なアピールを猛烈に感じる終劇間際の演出に少し笑ってしまったが、続篇はないんじゃないかな…

cinemagirls

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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