ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー | Solo: A Star Wars Story (2018)
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3.9/5.0
「スター・ウォーズ」シリーズの重要な登場人物である密輸業者のハン・ソロが、いかにして相棒のチューバッカや愛機ミレニアム・ファルコンと出会い、アウトローとして生きていくことになったかが描かれるスピンオフ作品。
「スパイダーマン: スパイダーバース」シリーズを手掛けたフィル・ロード & クリス・ミラーが監督していたが途中降板となり、名匠ロン・ハワードがその座を引き継いでいる。
脚本は「スター・ウォーズ」映画版の脚本を手掛けてきたローレンス・カスダンと、その息子のジョナサン・カスダン。
孤児として苦しい生活を送るハンとキーラは、宇宙へと逃亡することで転機を狙うが、ハンだけが脱出に成功し、離ればなれになってしまう。
パイロットとなりキーラを迎えに行くことを誓うハンは入軍し、送り込まれた戦地であるギャング達と出会い、運命が急展開していく。
超有名SFシリーズの象徴のひとつともいえるハン・ソロと、ハリソン・フォードが演じたそのキャラクターを、違う俳優が引き継ぎ演じることには相当のプレッシャーがあっただろうと想像できる。
オールデン・エアエンライクが演じた若き日のハン・ソロについて、公開当時は批判的な評価が多かったが、少なくとも自分は素晴らしい実在感がある (そしてそのためにエアエンライクが相当な努力を重ねたであろうこと) と感じた。
表層的なモノマネではなく、チャーミングでユーモアがあって、でも孤独の哀しさを知っていて、生来の優しさを隠せないという、複雑な人物像が立体的に描かれている。
ハンの師匠的な存在となったギャングを演じるウディ・ハレルソンや、ハンに愛されながらもハンとは別のアウトローとして生きざるを得なかったキーラを演じたエミリア・クラークの繊細な演技も素晴らしく、映画の品質を下支えしている。
ロード&ミラーがもし監督を降板せずにこの作品を完成させたら、どんな破天荒な物語が観られただろうとはどうしても思ってしまうけれど、ロン・ハワード監督による伝統重視の安定感と現代的な大胆さが共存する構図づくりやアートディレクションの美しさは、時を経て再評価されても良いように感じる。













