パラレル 多次元世界 | Parallel (2018)
- Jul 18
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3.3/5.0
メキシコ出身のアイザック・エスバンが監督を担ったカナダ製作のSFスリラー。
シェアハウスで生活するソフトウェア開発者とその友人の4人の若者達は、屋根裏部屋で奇妙な大鏡を発見する。
鏡の向こう側には並行世界が存在し、自分達や知人とそっくりな人々もそちらの世界で暮らしていた。
並行世界の時間が自分達の世界よりも180倍早く進むことを知った4人は、その "時差" を利用してビジネスや夢の実現を成功させようとする。
並行世界という設定はSFとしてベタなものの、そこに時間の速度差が存在するという点にアイデアがあり、物語の展開方法が面白い。
別世界としながら描かれるシチュエーションはほぼ共通なため、画づくりにかける予算を抑えられるという製作観点での工夫も賢いなと感じる。
導入・危機・発見・成功・より大きな危機… という定石が丁寧におさえられている脚本構成と演出がある。
終盤にかけて登場人物達の欲望がエスカレートしていく展開には面白さがありながら、鑑賞中にある程度予想がつく内容を越えない、凡庸な印象もある。
そして、それぞれの世界や人物の視点の描き分け手段として映像のカラーグレーディングに差をつけたり歪ませたりする工夫が見られるものの、それでもちょっと混乱してしまい物語への没入感が妨げられてしまった。
アイザック・エスバンは低予算かつ著名な俳優が出演していなくともアイデアが光る個性的な映画 (「パラドクス (2014)」や「ダークレイン (2015)」等) を形にするクリエイターなので、いつか特大ヒットをものにしてほしいと思う。 https://filmarks.com/movies/102778/reviews/220698875























