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Cinema Review

28年後... 白骨の神殿 | 28 Years Later: The Bone Temple (2026)

  • 3 days ago
  • 2 min read

3.7/5.0

ダニー・ボイル監督 x アレックス・ガーランド脚本による英国発のSFホラー「28日後…」シリーズの4作目となる作品で、今作の監督は「キャンディマン」や「マーベルズ」のニア・ダコスタが担っている。

人間に感染すると凶暴化するウイルスが蔓延し人類文明が崩壊してから28年後の世界を舞台に描かれる、全3部作の2作目。


前作「28年後…」で生まれ育った孤島から英国本土へ行くと決意した主人公の少年は、カラフルなトラックスーツを着た謎の集団に命を救われるが、その集団は悪魔を崇拝するカルト教団だった。

主人公は、ウイルスによって凶暴化した感染者達だけでなく、狂信的な信仰と暴力によって他者を支配する人間達との向き合いも余儀なくされる。


主人公の少年の視点を中心に物語が展開していた前作と打って変わって、今作ではその役回りがかなり後退している。

その分、前作から引き続き登場する、崩壊した世界においても理性を保っている医師の行動が、物語を牽引する構造になっている。

その医師を演じるレイフ・ファインズの存在感はやはり素晴らしく、一流俳優ならではの演技の幅に圧倒される。

感染者をただのゾンビのような存在と見做すことをせず、限られた物資でその治療を試みようとする医師の姿には心を打たれる。


ただ、今作は描かれる舞台がこれまでのシリーズと比較してかなり狭く、丁寧で安定した演出で描かれているものの、ややこじんまりしたスケールの物語であるとも感じる。

脚本の展開や映画的な結末はもちろんしっかりあり、それぞれの登場人物のキャラクターアークの変遷も丁寧に描かれてはいるのだけれど、主人公の少年の存在感や役回りが弱いこともあり、やや不完全燃焼な印象があった。


次回、3部作の完結篇はシリーズ全体のキーパーソンであるダニー・ボイルが監督に復帰する方針ということで、どのような形で物語が締めくくられるのかを楽しみに待ちたい。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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