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Cinema Review

アンティル・ドーン | Until Dawn (2025)

  • 7 days ago
  • 2 min read

2.9/5.0

「ライト/オフ」や「アナベル 死霊人形の誕生」等のホラージャンルの映画で知られるデヴィッド・F・サンドバーグが手掛けた、ゲームを原作に製作したスラッシャーホラー。


1年前に失踪した女性の妹が、自身の元カレや友人達を連れて姉を探す旅に出る。

豪雨の悪路を抜けて辿り着いた山奥の観光案内所で、不気味な現象が発生する。


閉ざされた舞台で若者達が危険な目に遭うというプロット自体はスラッシャーホラーの典型でありながら、今作はタイムループの構造がそこに組み合わされているところが少し独特で、主人公達は空間と時間の両方で隔絶された同じ夜を何度も過ごすことになる。

よって同一人物が繰り返し様々な目にあうのだけれど、いくつか斬新だなと感じる演出はあるものの、使い古されたジャンプスケアの多用や全篇を通して緩急があまり感じられない展開がやや退屈。

また、主人公達を襲う奇怪な存在達が複数登場するものの、その背景に脈絡のなさを感じ、古典的なモチーフを悪い意味でマッシュアップしているだけのように感じてしまった。

主人公が最後に対峙する存在との決着のつけ方には少し意外性がありつつ、そもそもその決定打となる現象のロジックに納得できる説明がないため、うーんという印象。


デヴィッド・F・サンドバーグはYouTubeで自主製作の短篇を発表していた頃から注目していて、そのうちの1篇を自身の長編デビュー作としてセルフリメイクした「ライト/オフ」は面白かったし、その後に監督したDC映画シリーズ「シャザム!」のコメディタッチな作風も楽しく鑑賞したのだけれど、今作は何だか監督本来の才能が活かされていないように感じてしまった。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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