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Cinema Review

ランニング・マン | The Running Man (2025)

  • 3 days ago
  • 2 min read

Updated: 2 hours ago


3.1/5.0

アメリカを代表する作家のスティーヴン・キングが別名義で出版した小説を原案とするSFアクション。

1987年にいちど映画化されているが、リメイク版にあたる今作は原作に忠実な物語となっている。


世界経済が崩壊し、資源不足と貧富格差が広がる近未来。

貧困層に向けた娯楽 (ガス抜き施策) として国家が提供する「ランニングマン」という過激なリアリティ番組が人気を博している。

全国民が視聴する中、殺人も厭わないハンターチームから30日間逃げ切れた挑戦者には高額な報酬が得られるというその番組に応募することになった主人公は、その番組が覆い隠してきた真実を知ることになる。


1987年版の主人公を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーに代わり、今作では「トップガン マーヴェリック」や「エクスペンダブルズ3」に出演してきたグレン・パウエルが主演を担っている。

頭は切れるものの怒りを制御するのが苦手というキャラクターを魅力的に演じている。


2020年代の洗練された画づくりやエドガー・ライトの小気味よい演出力は確かにありながら、1987年版に漲っていたヤケクソ気味ともいえる破天荒さを見つけることが難しい。

まともな精神状態で考えたとは思えない悪役キャラクター達や、無責任に視聴者の感情を煽るだけあおるTVショーの強烈な風刺がなくなったことで、没個性なSFアクションになってしまっていると感じた。


監督が手掛けた「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」や「ベイビー・ドライバー」で見られたようなキレキレにクレイジーな演出と展開を期待していたので、少し残念。

原作への強いリスペクトが演出にブレーキをかけてしまったのだろうか。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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