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Cinema Review

バトルランナー | The Running Man (1987)

  • 1 hour ago
  • 2 min read

3.2/5.0

アメリカを代表する作家のスティーヴン・キングが別名義で発表した小説を原案とするSFアクション映画。

「ターミネーター (1984)」で一躍スーパースターとなったアーノルド・シュワルツェネッガーが主演している。


世界経済が崩壊し、資源不足と貧富格差が広がる近未来。

警察権力によって独裁統治されていたアメリカにおいて、国民に残された数少ない娯楽はTVショー、特に出場者の殺し合いを生中継するという過激なバラエティ番組「ランニングマン」だった。

無実の罪で拘束された主人公は、その番組のプロデューサーに目をつけられ、「ランニングマン」へ出場することに同意させられてしまう。


スティーヴン・キング (今作においてはリチャード・バックマンという名義) の作品といえば、多くの人が思い浮かべるのはやはりホラージャンルになりそうだけれど、今作は舞台設定こそディストピアなものの、とてもあっけらかんとした空気を帯びている。

良くも悪くも、80年代のハリウッド映画が持っていた軽さや勢いが映画全体に感じられる。

敵対する武装者達と主人公達の過激なバトルも、今観るとやや迫力に欠けるところがありながら、悪役キャラクター達のぶっ飛んだ個性には、時代を越える面白さがある。

そして、全盛期のシュワルツェネッガーの上機嫌なアクションや期待通りな捨て台詞も、存分に楽しめる。


過激さを増す一方だったTVメディアの風刺という (原作に内在していた) テーマはいちおう描かれつつも、説教くさいと感じるような生真面目さはなく、頭を空っぽにして観られるタイプの作品。

むしろ、この映画の演出や存在自体が、どんどんと過激な作品を求める映画ファンに対する「結局みんなこういうのが観たいんだよね?」というメタ的なメッセージの投げかけになっているようにも感じられた。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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