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Cinema Review

マーベル・ゾンビーズ | Marvel Zombies (2025)

  • 執筆者の写真: Shoji Taniguchi
    Shoji Taniguchi
  • 10月11日
  • 読了時間: 2分

2.8/5.0

マーベル・シネマティック・ユニバース (MCU) に属するアニメーションで、「ホワット・イフ…?」シリーズの監督・製作総指揮を担ったブライアン・アンドリュースが今作でも監督を担っている。

脚本は「デッドプール&ウルヴァリン」の脚本も手掛けたゼブ・ウェルズ。


MCUにおける主要キャラクターであるソー、アントマン、スパイダーマン、スカーレット・ウィッチ等がオールスター的に登場するが、今作で描かれる世界は謎のウィルスが蔓延しており、ヒーローであっても感染から逃れることはできず次々とゾンビ化してしまう。

絶望的な状況を打開するためポストアポカリプスな世界を懸命に生き抜く主人公として物語を牽引するのは、MCUの長い歴史の中では比較的最近登場したキャラクターのミズ・マーベル / カマラ・カーンで、同じくMCUでは若手といえる2代目ホークアイ、アイアンハート、シャン・チーといった新世代のヒーロー達が主人公を支える。


主に映画を中心に展開するMCUでありながら、この作品にもマルチバース (並行世界) 設定が活かされているため、主軸の映画やドラマでは簡単に死亡させたりはできない重要なキャラクター達も、このゾンビな世界では容赦なく退場していく。

このキャラクターは死なないでしょ〜と思っていると凄惨な展開に驚かされるという意味では、MCUのファンであればあるほどドキドキすることができるだろう。

映画やドラマではまだ本格的に登場していない (がずっと登場が期待されている) キャラクターの活躍もあり、ファンならにっこりしてしまいそう。

ただ、全4話のうちの後半にもなってくると、そのどんでん返しにも慣れてきてしまい、このキャラクターもまたいきなり死ぬんですよね… という飽きが出てきてしまった。


何よりも、結末が曖昧でスッキリせず… 未鑑賞者への配慮としてネタバレは避けるけれど、これだけ引っ張っておいてその結末はないでしょうと残念な気持ちになってしまった。

まさか続篇の製作も視野に入れての曖昧さなのだろうか… だとすれば少なくとも個人的には、ゾンビものとしてのMCUはこの全4話で十分に描き切ったのではと感じる。

ドラマでもアニメでもそうだけれど、続篇を見込んでいるにしても、そうではないにしても、いったんはシーズン内で物語をきっちりと納得がいく形で完結させて欲しいなと感じてしまうのは自分だけだろうか…

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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