マニブスの種 | manibus seeds (2021)
- Shoji Taniguchi

- Nov 30, 2025
- 2 min read
Updated: Jan 13
2.1/5.0
俳優 兼 映画監督の芦原健介による短篇で、新型コロナ禍にあった2021年に製作された作品。
工場で働き質素に暮らす主人公のもとに届いた差出人不明の封筒には、謎の植物の種が入っていて… という導入。
あえてジャンルを定義すればSFホラーということになるのかなと思うが、結末には少し意外性があり、面白かった。
新型コロナ禍という、人類史上体験したことのない規模の環境激変によって起きたコミュニケーションのあり方の変化が、脚本に反映されているように感じる。
ただ、おそらく限定された予算でたくさん工夫して製作されたものであろうと想像はしつつも、種が成長して出現する生物のチープさにはうーんと感じてしまった。VFXがどうこうではなく、単純に演技づけに問題があるような…
主人公を演じる菅野貴夫は寡黙な役を好演していると感じたし、その職場の同僚の女性を演じる小島彩乃の存在感も良かった。
が、俳優達の表情の変化や身体演技で十分に表現 (意図伝達) できるだろうと思える些細な内容まで、その全てを台詞にして喋らせてしまう演出は、やはり気になってしまった。
芦原監督の演出経験の不足もあるのかもしれないが、それよりは邦画全体にある悪しき慣習というか… 伝わらなかったらどうしよう… からの全部喋らせよう病のように感じる。
製作者達が、俳優達が持つ本来の表現力を信じていないのか? 観客の鑑賞力・読解力を信じていないのか? それとも両方なのだろうか…
短篇ながら冗長に感じる間も多く、そこに演出の意図を見つけにくかった (これ何の時間? と感じてしまった) ところもやや残念。




























