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Cinema Review

Crevice (2024)

  • 執筆者の写真: Shoji Taniguchi
    Shoji Taniguchi
  • 11月16日
  • 読了時間: 1分

3.0/5.0

2001年生まれの新世代映像作家、福嶋颯太による短篇アニメーション。

原住民の少女と文明社会から来た男の交流と、予期しない展開が描かれる。


未開文明と現代文明の接触、摩擦、そして迎える悲劇の結末というストーリー構成は、手塚治虫氏の短篇漫画作品にも同様構成のものが複数あり、普遍的なテーマ性を感じる。

今作のストーリーからはそれほど驚きがあるといえるところは見つけられないが、ただ美しいアニメーションを観て終わるだけではない展開は面白い。

人物や意匠の造形にも取り立てて個性的と感じるところはなかったけれど、彩色のセンスは独特で、高彩度・多色相の複数色がぶつかるカラーリングのコンビネーションは、なかなか他の作品で観られる種類のものではなく、作家の強い個性が確かに感じられた。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

Creative Director

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

映画やドラマを観ている時間が幸せ

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Kazari
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