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Cinema Review

エクスティンクション 地球奪還 | Extinction (2018)



3.3/5.0

NETFLIX配給のSF映画で、主演を務めるマイケル・ペーニャのファンなので鑑賞した。


地球外から謎の異星人達が襲来し大惨事が起きる悪夢を何度も観ることに悩まされていた主人公だったが、それが現実に起きて… という導入の侵略SF。

コメディカルな演技や役柄が印象的なマイケル・ペーニャだが、この作品では極めてシリアスで家族思いな男性を演じている。

その妻役を演じるリジー・キャプランも、主張し過ぎず地味にもなり過ぎずのバランスいい好演。


物語の規模は壮大ながら主要な舞台の規模は街ひとつ分にとどまっていて、ケレン味や派手さのあるVFXよりも主要キャラクター達の身体演技とその捉え方に演出の重きが置かれており、チープさなく展開していて、演出が堅実で上手だなと感じた。


脚本に関しては、序盤からさりげない伏線が丁寧に組み込まれていきつつ終盤でかなり大仕掛けなツイストがあり、なるほど! 上手い! 面白い! とワクワクした。

結末については、観る人によってはやや物足りない気持ちになるかも知れないが、個人的にはこの作品のような終劇の仕方もほどよい余韻と読後感が残って良いものだと感じた。


NETFLIXオリジナル映画やドラマには、一部の超大規模作品やアート特化系の作品を除いてB級〜C級の狭間を漂うような作品が多いが、この映画については事前の期待値がそれほど高くなかったこともあってか、なかなか面白い映画体験ができたと嬉しい気持ちになった。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

Creative Director

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

映画やドラマを観ている時間が幸せ

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