

ドント・ルック・アップ | Don't Look Up (2021)
3.9/5.0 文明規模の危機が迫る時、我々はどう対処するのか、もしくはしないのかという、正常性バイアスについての脚本だった。 コメディタッチではあるが演出過多ではなく妙なリアリティがあり、でも全体としては劇的かつ寓話的でとても面白い。...
2024年2月23日


ウトヤ島、7月22日 | Utoya 22. juli (2018)
3.5/5.0 実際に起きてしまった大変に痛ましい事件をベースに、カットを割ることなく全篇が展開する演出で制作されていて、緊張感が途切れず、自身も事件の現場に放り込まれたような感覚を抱かされる。 こんな事件が再び起きないために、自分には何ができるのだろうと考えさせられた。...
2024年2月23日


マーベルズ | The Marvels (2023)
3.4/5.0 MCUの他作品、特にエンドゲーム以前のそれらと比較すると世間の評価が低くなることには納得してしまうが、主人公3人の俳優達の演技は人間味があって魅力的で、アクション演出も新鮮で面白かった(法則やロジックが少し緩いと感じたけれど…)。...
2024年2月23日


パラダイス 人生の値段 | Paradise (2023)
2.7/5.0 寿命を他人と交換できる技術が発明され、持てる者と持たざる者の軋轢に歯止めが効かなくなり…という設定の脚本だった。 似たような設定の終始トンチキなSF映画が少し前にあったなと思い出したが、そちらとは良くも悪くも導入部分以降の話の運びが全然違った。...
2024年2月23日


レッド・ノーティス | Red Notice (2021)
3.2/5.0 画づくりや演出にはしっかりお金がかかっていながら、脚本の運びや映画がまとう空気は軽快で、良い意味で一昔前の娯楽に徹した映画を観ていた時の楽しさを思い出した。 主人公の俳優3人の魅力はもちろん輝いていて、流石だなと感じた。キャスティング費用がとんでもなくかかっ...
2024年2月23日


キングスマン: ファースト・エージェント | The King's Man (2020)
3.6/5.0 20世紀初頭の欧州で起きた史実や実在人物が登場しながら、主人公や悪役達の物語がそれに関連していく脚本が巧みだった。 マシュー・ヴォーン監督の作品としては比較的奇抜な画づくりや突飛な設定が少なめだったけれど、安定感のある演出は健在で、とても面白く観ることができ...
2024年2月23日


イコライザー THE FINAL | The Equalizer 3 (2023)
3.8/5.0 シリーズものの3作目としてどのような作劇になるのか期待して鑑賞したが、前作までとはまた違った舞台設定で、新鮮に観ることができた。 作中ほとんどのシーンがイタリアのある小さな街の出来事で構成されており、目まぐるしく舞台や風景が変わったりはしないが、その街の歴史...
2024年2月23日


ジョン・ウィック: コンセクエンス | John Wick: Chapter 4 (2023)
3.7/5.0 ガンアクションの演出を革命的に進化させたシリーズながら、4作目ともなるとさすがにネタ切れになるのではと少し気になっていたが、何をどうやったらこんな描き方が発想できるんだろうと思ってしまうような斬新な画づくりの連続で、驚かされた。...
2024年2月23日


嵐の中で | Durante la tormenta / Mirage (2018)
3.4/5.0 物語の規模や予算が大きいわけではないけれど、SF的設定の核をもとに、終幕まで着実に観せてくれる作品で、好感がもてた。 VFXや火薬の爆発とかにお金を使わなくとも、面白いSFを作ることはできるものだなあとあらためて感じた。...
2024年2月23日


ナイブズ・アウト / 名探偵と刃の館の秘密 | Knives Out (2019)
3.9/5.0 会話劇中心で派手なアクションや演出はほぼないクラシックスタイルな探偵ものであると事前に把握していたので、途中で退屈してしまうかもと少し懸念していたが、実力ある俳優達の魅力的な演技と巧みな脚本で、終幕までとても楽しみながら鑑賞できた。...
2024年2月23日


マイセルフ | Self (2024)
4.0/5.0 木製のずんぐり体型の主人公が、金属製のスマート体型でベルのような音色によって対話する人々と親しくなりたくて… という寓話的な短篇。 テーマはとてもストレートに、コンプレックスとアイデンティティ、そしてルッキズム。...
2024年2月23日


ダイ・ハード4.0 | Live Free or Die Hard (2007)
3.3/5.0 ダイ・ハードというシリーズのアイデンティティは何なのか? という哲学的な問いを抜きにすれば、アクション演出やそのアングルはダイナミックかつ視覚的に分かりやすいし、物語のテンポも良いし、映画として充分に面白いと思う。...
2024年2月23日


ダイ・ハード / ラスト・デイ | A Good Day to Die Hard (2012)
3.2/5.0 単品として鑑賞すれば面白い映画だったとは思うけれど、シリーズの前4作と比較すると、やはり見劣りしてしまう。 主演のブルース・ウィリスには年齢的に激しいアクションが難しいながら、スタントマンの使い方や演出の仕方でそれが極力カバーされていたところは流石だなと思っ...
2024年2月23日


タイラー・レイク -命の奪還 2- | Extraction 2 (2022)
3.6/5.0 前作で顕著だった長回し (的な) 演出と、クリス・ヘムズワースの屈強な肉体による説得力のあるアクションは今作でも健在で、徹底的に準備されたであろう演出の設計に驚かされた。 ストーリーはあってなきようなものだけれど、この作品はストーリーよりもアクション演出の追...
2024年2月23日


タイラー・レイク -命の奪還- | Extraction / Out of the Fire (2020)
3.6/5.0 アクション演出の設計にもの凄く力が入った作品で、主演のクリス・ヘムズワースの身体演技がしっかりとそれに応えており、見応えのある映画だった。 緊張感が途切れない長回し (的な) 演出も見事だけれど、画と同じぐらいに、銃器の発砲音や衝突音等の音の演出にも相当なこ...
2024年2月23日