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Cinema Review

マダム・ウェブ | Madame Web (2024)



2.2/5.0

MARVEL関連作品でありながら、Disneyが展開するMCU (Marvel Cinematic Universe) ではなく、SONY配給のSSU (Sony's Spider-Man Universe) に属する映画ということで、いちおうMARVELのシリーズは全て観賞してきていることもあり、こちらも鑑賞した。


単なるスーパーヒーローものではなく、MARVELシリーズ初の本格サスペンスであるという事前の情報に期待していたが、鑑賞後の感想としては、別にサスペンスでもなんでもなく、他のMARVEL作品の主人公と比較すると少しだけ控えめな特殊能力を得た主人公が地道に頑張る、こじんまりなSF小品といったところだった。

派手な画やアクションが多い映画がいい映画なのだとは全然思わないけれど、それにしたってこれは地味過ぎるのでは…

何よりも、サスペンスの醍醐味ともいえる先の読めなさがほとんどないというか、むしろ想像した通りにしか物語が展開しないところがつらい。


主演のダコタ・ジョンソンの俳優としての存在感はさすがだが、どことなく覇気がなく、役をしっかり自分のものにしていないというか、ややもすると投げやりぎみに演じているようにも感じてしまった。

そのダコタが演じる主人公が守ることになる3人のティーンエイジャーの俳優達もそれぞれ好演しているけれど、良くも悪くも (そもそも脚本として) 至って普通の女の子達のまま終劇を迎えてしまい、いや他に何かなかったんかいという感想になってしまう。

全5話ぐらいのリミテッドなドラマシリーズの2話あたりで、まぁ今回はこんなもんですわというところで終わってしまった印象がして、映画作品としては何とも中途半端で、とても残念。


MARVEL・Disney・SONY間で権利関係のいろいろ大人の事情があることは分かりつつも、観賞する側にとってはあまり関係ない話なので、なんかもうちょっと上手いことやってもらえないものだろうかと思ってしまう。

微妙にMCUとSSUをまたぐキャラクターがいたり、そこまでではなくとも微妙に両者の関連や接続を匂わせたり、でも実は関係なかったでーすと肩透かしを食らったり… なんだか映画やドラマ本篇の内容と関係のないメタなところで製作者側が興味を惹こうとしているように感じて、例えMARVELの長年のファンでも、うんざりしてきてしまう人もいそう。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

Creative Director

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

映画やドラマを観ている時間が幸せ