

アクアマン / 失われた王国 | Aquaman and the Lost Kingdom (2023)
3.8/5.0 シリーズ1作目で爆発的なまでに発揮されていたジェームズ・ワン監督の外連味あるカメラワークの演出センスはやや抑えめに感じられたものの、この2作目も単品映画として観ればとても完成度の高い映画だった。 大スケールな世界観の広がりとその大胆な描き方は健在で、楽曲や劇...
2024年2月25日


ザ・クリエイター / 創造者 | The Creator (2023)
4.3/5.0 監督・脚本のギャレス・エドワーズに注目しており、このオリジナル脚本のSF映画にも大きく期待しながら鑑賞した。 監督が影響を受けたであろう過去SF映画達が様々なシーンから分かりながらも、それらがただ参照されているだけではなくマッシュアップされてひとつの物語にな...
2024年2月25日


イノセンツ | The Innocents (2021)
3.7/5.0 大友克洋の「童夢」からインスパイアされたであろうことが明らかに分かるけれど、自分にとって馴染みのないノルウェーという国家とそこで生きる人々の空気が独特に感じられ、最後まで興味深く鑑賞できた。 特に、外国を訪れる際にその観光目線で観察することはほぼないであろう...
2024年2月25日


ブルービートル | Blue Beetle (2023)
3.9/5.0 DC映画シリーズの一篇ではあるが、シリーズとしての連続性や他作品との関連性はほとんどなく、事前の基礎知識習得も必要なく楽しめる。 少し独特な単発のヒーローアクション映画として観れば、しっかり面白い。 演出部分では、日本の戦隊ヒーロー的なアクションやポージング...
2024年2月25日


ミッチェル家とマシンの反乱 | The Mitchells vs. the Machines (2020)
3.9/5.0 冒頭から終幕まで飽きたり中だるみするところなく、楽しい気持ちで鑑賞した。 かといって終始ハチャメチャなアクションやドタバタが続くわけではなく、物語全体を通しての緩急の演出設計のレベルがとても高い。 ハイテンションなシーンがベースにあるからこそ、主人公たちの心...
2024年2月24日


ガタカ | Gattaca (1997)
5.0/5.0 90年代末に公開された寓話的なSF映画だが、21世紀に入ってからの遺伝子工学の加速度的進化と、そのスピードに追いつけない人類の文化的・生物学的なモラルの進化の問題が予見的に描かれている。 そのテーマは古びないどころか、今後の私達にとってさらに重要なものとなっ...
2024年2月23日


不気味の谷 | Uncanny Valley (2015)
3.6/5.0 高レベルなSFはフィクションを用いて現代社会を批評的に描出するものであるとあらためて理解できた短篇だった。 VFXもストーリーテリング上の必然性に則って効果的に使われており、またその演出もスマートで美しい。...
2024年2月23日


カローン | Caronte (2017)
3.9/5.0 短篇ながらストーリーテリングが大変に豊かで、とても見応えのある作品だった。 物語の構造としては名作映画のネバーエンディングストーリーに近く、読後感も近しい。 願う力、想像する力の強さが描かれていて感動的だった。...
2024年2月23日


REBEL MOON - パート1: 炎の子 | Rebel Moon - Part One: A Child of Fire (2023)
3.7/5.0 ザック・スナイダー監督作品のファンなので、楽しみに待って公開初日に観賞した。 監督本人が公式に発言している通り、もともとは「スター・ウォーズ」シリーズの完全新作として書かれた物語がベースになった、しかも黒澤明監督の「七人の侍」に対するオマージュがはっきり分か...
2024年2月23日


ドント・ルック・アップ | Don't Look Up (2021)
3.9/5.0 文明規模の危機が迫る時、我々はどう対処するのか、もしくはしないのかという、正常性バイアスについての脚本だった。 コメディタッチではあるが演出過多ではなく妙なリアリティがあり、でも全体としては劇的かつ寓話的でとても面白い。...
2024年2月23日


マーベルズ | The Marvels (2023)
3.4/5.0 MCUの他作品、特にエンドゲーム以前のそれらと比較すると世間の評価が低くなることには納得してしまうが、主人公3人の俳優達の演技は人間味があって魅力的で、アクション演出も新鮮で面白かった(法則やロジックが少し緩いと感じたけれど…)。...
2024年2月23日


パラダイス 人生の値段 | Paradise (2023)
2.7/5.0 寿命を他人と交換できる技術が発明され、持てる者と持たざる者の軋轢に歯止めが効かなくなり…という設定の脚本だった。 似たような設定の終始トンチキなSF映画が少し前にあったなと思い出したが、そちらとは良くも悪くも導入部分以降の話の運びが全然違った。...
2024年2月23日


嵐の中で | Durante la tormenta / Mirage (2018)
3.4/5.0 物語の規模や予算が大きいわけではないけれど、SF的設定の核をもとに、終幕まで着実に観せてくれる作品で、好感がもてた。 VFXや火薬の爆発とかにお金を使わなくとも、面白いSFを作ることはできるものだなあとあらためて感じた。...
2024年2月23日


ハロウィン・キラー! | Totally Killer (2023)
2.8/5.0 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に「スクリーム」を掛け算したら面白くなるに決まっていますよね、と企画書類に書いてあったんじゃないかと思ってしまう映画だった。 2020年代から見た1980年代の、良くいえば大らかな、悪くいえば粗雑な文化のひとつひとつに主人公...
2024年2月23日


うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー (1984)
4.4/5.0 80〜90年代の押井守氏のアニメーション作品にはどれも神がかり的な凄みがあると思っているけれど、この作品も間違いなくそのひとつだなと感銘を受けた。 原作者が納得しなかったとかこれは自分のうる星やつらとは別物ですねと鑑賞後にコメントしたという逸話があり、原作準...
2024年2月20日



























