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Cinema Review

ザ・ウォード / 監禁病棟 | John Carpenter´s The Ward (2010)



3.7/5.0

80〜90年代に数々のB級ホラー映画を世に送り出してきた巨匠、ジョン・カーペンター監督による比較的最近の作品ということで期待して鑑賞したが、良い意味で全盛期と全く変わっていないその王道的な (ありがちとも言える) 演出の連続で、何だかとても懐かしい気持ちになりながら終劇まで楽しんだ。


近年のホラー映画だと、恐怖演出の手法として安直過ぎると敬遠されがちなジャンプスケアも、この映画では極めてストレートかつ全く遠慮がないレベルで多用されていて、ここまで堂々と使われたらそりゃこっちもジャンプしますよという気持ちになる。


主演のアンバー・ハードはこの映画の製作当時かなりの若手ながら役柄に入り込み熱演していて好感が持てたし、脇を固める俳優達もそれぞれ個性的かつそれぞれの役割をしっかり担っていて、舞台のスケールは小さいながらも退屈にはならない。


終盤で物語がかなり急激にツイストするタイミングがあり、そこまでのいくつかの場面で少し不自然に感じるところがありながらもあまり深く考えたり裏読みしたりせずに鑑賞していた自分としては、おーなるほどそういう展開なのかと素直に驚くことができた。


映画史に残る作品なのか? と問われれば恐らくそんなことはないだろうと思うけれど、類まれなる個性と才能でハイレベルなB級映画を作り続けてきたジョン・カーペンター監督には、個人的には強い敬意を抱いている。

ハイレベルなB級映画って何? とは自分でも思うけれど、A級やS級じゃなくたって、面白くて愛すべき映画はたくさんある。


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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

Creative Director

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

映画やドラマを観ている時間が幸せ