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Cinema Review

クラウド | Cloud (2024)

  • Writer: Shoji Taniguchi
    Shoji Taniguchi
  • 7 days ago
  • 2 min read

3.4/5.0

「回路」「CURE」等のホラーやサスペンスジャンルで著名な黒沢清が脚本・監督を手掛けたサスペンススリラーで、菅田将暉が主演し、共演として古川琴音・荒川良々・窪田正孝等が出演している。


町工場で働きながらインターネットでの転売ビジネスで糊口を凌いでいた主人公の周囲で、不可解な出来事が相次いで起こり始める。

主人公が無自覚にバラ撒いてきた憎悪の種が、顔の見えないネット上での情報のやりとりで肥大化し、やがてそれらが主人公のもとへ一気に極限状況となって戻ってくる。


黒沢清監督らしさともいえる重くも美しいトーンと、日常的な風景へシームレスに異常なモチーフが入り込んでくる恐怖の描き方は健在で、さすがと感じる。

最低限の人間性はありそうながらまともな会話が通じなそうでもある危うい主人公を演じる菅田将暉の俳優としての力量も感じられる。

菅田将暉以外の俳優達も、監督の演出力もあってか、それぞれ何かが不安定な人間に見える役柄を好演していて、息苦しさや居心地の悪さが持続する。


けっこうなウェイトがとられていた後半の壮絶な展開は自分には意外だったが、ハリウッド映画によく見られるド派手な修羅場とはまた違う、淡々としながらも壮絶なシーンの演出が面白かった。

リアリティという視点で見ると少しどうかなと感じる設定もあったけれど、現代社会を寓話化した物語だと解釈すれば、納得できないこともない。

極めて映画的な画づくりと台詞があるラストシーンが強く印象に残った。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

映画やドラマを観ている時間が幸せ

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Kazari
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