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Cinema Review

プレデター: バッドランド | Predator: Badlands (2025)

  • Writer: Shoji Taniguchi
    Shoji Taniguchi
  • 3 days ago
  • 2 min read

3.9/5.0

残虐描写が過激なSFアクション「プレデター」シリーズに属する作品で、同シリーズ復活の立役者ともいえるダン・トラクテンバーグが監督を務めており、有名俳優姉妹の妹、エル・ファニングが出演している。


誇り高い戦闘一族の若者の主人公が、掟を破ったことをきっかけに、最悪の地 (バッドランド) といわれる惑星へ送られる。

主人公はその惑星の頂点捕食生物を狩ることで真の戦士として一族に認められるために、試練に挑む。


これまでのシリーズで人間たちが対峙してきた異星人を主人公に設定するという、視点を逆転する着想が面白い。

相棒として登場するアンドロイド (シンセティック) が、機能はしているものの下半身を失っているという設定も斬新で、それが物語の展開や奇抜なアクションにしっかり活かされているところも上手い。

何より、陽気でチャーミングなアンドロイドと、冷酷で合理的な同型のアンドロイドの二役を演じるエル・ファニングの魅力が素晴らしい。

過去にクロスオーバーした「エイリアン」シリーズのファンにはたまらないであろう演出も後半にかけてたくさんあり、監督の作家性担保とファンサービスのバランスの上手さが光っている。

これまでのシリーズでは割と寡黙だったプレデターが、今作では主人公だからとはいえなかなか饒舌だったところは好みが分かれそうだけれど、個人的にはそれほど気になるものではなかった。


高尚だったり哲学的だったりな要素はほぼないけれど、大衆向けのエンタテインメントに振り切った作品として高い完成度を誇る娯楽作品だった。

ダン・トラクテンバーグ監督には、これからも「プレデター」シリーズの世界をどんどん広げていってくれることを、シリーズのファンとして期待したい。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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