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Cinema Review

クローバーフィールド・パラドックス | The Cloverfield Paradox (2018)



3.9/5.0

クリフハンガー的に物語の風呂敷を広げる手法が天才的に上手い (ただし畳むのはそれほど上手くない) J・J・エイブラムスが仕掛け人のクローバーフィールドシリーズには、他篇との世界観的な繋がりが示唆されながらも、それぞれ独立して楽しめるSF映画の楽しさがあり、この3作目も面白く鑑賞できた。


地球規模の危機に際して人類未踏の実験に挑む人々を描きつつ、未踏ゆえに予測不可能で常識外の事象が発生し… というプロットをオーソドックスといってしまえばそれまでだが、その奇怪さと恐怖の描き方はしっかりしていて、登場人物達の個性や役割が丁寧に設定されていることもあり、SFホラーとして安定的な面白さがあった。


大きくは宇宙ステーションパートと地上パートに分かれており、地上パートも脚本上必要であったことは分かりつつ、やや退屈だったところが少し残念。


主人公を演じたググ・バサ=ローをはじめ、ダニエル・ブリュールやエリザベス・デビッキといった名優達の力量も映画全体の安定感を下支えしていると感じた。特にエリザベス・デビッキの変幻自在な役作りと画力は別格。


文字通りの意味での前2作との異次元的な接続がこの3作目で提示されたところは、このシリーズの1作目からのファンにはなかなか驚きがあって嬉しかった。

4作目もまた、これまでの3篇とは全然違ったアプローチでセンス・オブ・ワンダーを体験させてもらえることを期待して待ちたい。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

Creative Director

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

映画やドラマを観ている時間が幸せ