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Cinema Review

コンパニオン | Companion (2025)

  • 執筆者の写真: Shoji Taniguchi
    Shoji Taniguchi
  • 6月21日
  • 読了時間: 2分

3.9/5.0

今作が長篇初監督作となるドリュー・ハンコックが脚本と監督を担ったスリラーで、ドラマ「ボバ・フェット」等に出演していたソフィー・サッチャーが主人公を、ドラマ「ザ・ボーイズ」で一躍有名になったジャック・クエイドがそのパートナー役を演じている。


詳しく書くとネタバレになり未見の方の興を削いでしまうので避けるが、ツイスト豊かな脚本構成がとても巧みで、物語が進むにつれ作品のジャンル自体がどんどん転回していく予測不能な面白さがある。

いわゆる男性中心主義で女性蔑視的なトキシック・マスキュリニティをテーマに取り入れながら、決してそれにとどまらないアクロバティックな物語の飛躍があり、非凡なセンスを感じた。

それぞれのアングルや編集のカッティングは比較的オーソドックスだけれど、画全体のレイアウトの美しさや衣装デザインといった細かいところまで、高いレベルのアートディレクションが行われている。


主演のソフィー・サッチャーは、外見的な魅力はもちろんのこと、この作品の脚本上要求される様々な演技に対し見事に応えていて、これからさらに注目されてスター俳優になっていくのではないかと感じた。

そして、ジャック・クエイドは情けなくてろくでもないキャラクターを演じることにかけては天才的ともいえる俳優だ。

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Auther:

Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

Creative Director

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

映画やドラマを観ている時間が幸せ

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Kazari
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