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Cinema Review

トランスフォーマー / ONE | Transformers One (2024)

  • 執筆者の写真: Shoji Taniguchi
    Shoji Taniguchi
  • 10 時間前
  • 読了時間: 2分


4.1/5.0

マイケル・ベイ監督による実写映画シリーズで有名な作品と原作を同じくする3Dアニメーション映画で、シリーズの原点が描かれるオリジンストーリー。

ピクサーのアニメーション作品に長く携わってきたジョシュ・クーリーが監督を務め、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を担っている。


トランスフォーマーシリーズにおける主人公のオプティマスプライムおよびその宿敵ともいえるメガトロンを中心としたキャラクター達の若き日と、いかにして彼らがヒーロー / ヴィランとなっていったのかが描かれる脚本構成がとても新鮮で、マイケル・ベイが製作してきた見た目はド派手だが脚本の中身が薄い (ほぼないともいえる) 実写映画シリーズとは一線を画した完成度になっている。

シリーズにおいて重要な存在であるバンブルビーやスタースクリームといったキャラクター達のオリジンの描かれ方も見事で、脚本のセンスの高さに驚かされる。

アニメーションならではのダイナミックな演出も随所にあり、かつそれらのシーンが物語の重要な展開と密接に関わっていることもあって、ワクワクしながら作品の世界観に没入することができる。

何より、主人公の声を担ったクリス・ヘムズワースと、その親友役を演じたブライアン・タイリー・ヘンリーをはじめとする豪華な俳優達の説得力ある演技によって、CGで描かれた金属生命体というフィクショナルな存在に強烈な実在感を与えることに成功している。


シリーズについてのファンではなかったので鑑賞前はそれほど期待していなかったのだけれど、良い意味でその期待を大きく裏切られる完成度を誇る作品だった。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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Kazari
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