

ダムゼル / 運命を拓きし者 | Damsel (2024)
2.8/5.0 この映画は「勇敢な王子と可憐な姫」だったり「闘う男たちと守られる女たち」といった前時代的な物語ではない、と冒頭ではっきりと前置きされる通り、搾取される立場に甘んじてきた女性の主人公 (と他の女性たち) がいかにしてその逆境を乗り越えるか、というところにフォー...
2024年3月11日


ガンズ・アキンボ | Guns Akimbo (2019)
3.3/5.0 いかにも荒唐無稽で漫画的な設定と脚本だが、映画のかなり序盤でこの作品のリアリティラインはここでーすという提示があるので、そういうものだと理解したうえで楽しめる作品だった。暴力描写はけっこうエグいので、観る人を選びそうなところはあるけれど…...
2024年3月9日


SISU / シス 不死身の男 | SISU (2022)
3.9/5.0 これまでほとんど観たことがないフィンランド映画で、前評判も高かったので期待して観たが、期待以上の面白さだった。 時代は第二次世界大戦末期、舞台のほとんどは荒野で、華々しさも賑やかしもないストイックな作劇。...
2024年3月7日


コード・エイト Part II | Code 8 Part II (2024)
3.2/5.0 シリーズ1作目に掘り出し物的な面白さがあったのでこの続篇も期待しつつ観たが、1作目の方が良かったかなあと感じてしまった。 X-MENの設定にも通ずる、超能力者が不当に虐げられている世界というSF的設定が、今回は脚本や物語にあまり活かされていなかったところがや...
2024年3月1日


バッドランド・ハンターズ | Badland Hunters (2024)
3.6/5.0 冒頭から終劇まで安定感のある面白さで、茶目っ気のある笑いどころも含めて楽しみながら鑑賞した。 序盤で何箇所か微妙に演出が軽いかなと感じるところがあり、ハードな世界観とこの軽妙さのギャップでコント的にならないかなと不安になったが、全体を通して観れば些細なことか...
2024年2月29日


LEGO (R) ムービー | The LEGO (R) Movie (2014)
4.2/5.0 世界中の家庭にけっこうな確率で存在している、もしくはしていたであろうLEGOブロックの意匠を全面的に用いた演出の完成度の高さに驚かされた。 LEGOで遊んだことがある人ならよく分かるLEGOあるあるに何度もニヤニヤしてしまったし、ネタバレになるので具体的な言...
2024年2月28日


ミッション: インポッシブル / デッドレコニング | Mission: Impossible - Dead Reckoning (2023)
3.9/5.0 トム・クルーズのライフワークとも言える超有名シリーズで、ボディダブルやVFXを極力使わず俳優本人の身体演技や画のリアリティに極限までこだわりながら作られた様々なアクションシーンの凄みは唯一無二、他の追随を許さないといえるレベルで、流石としか言いようがない。...
2024年2月26日


アクアマン / 失われた王国 | Aquaman and the Lost Kingdom (2023)
3.8/5.0 シリーズ1作目で爆発的なまでに発揮されていたジェームズ・ワン監督の外連味あるカメラワークの演出センスはやや抑えめに感じられたものの、この2作目も単品映画として観ればとても完成度の高い映画だった。 大スケールな世界観の広がりとその大胆な描き方は健在で、楽曲や劇...
2024年2月25日


ザ・クリエイター / 創造者 | The Creator (2023)
4.3/5.0 監督・脚本のギャレス・エドワーズに注目しており、このオリジナル脚本のSF映画にも大きく期待しながら鑑賞した。 監督が影響を受けたであろう過去SF映画達が様々なシーンから分かりながらも、それらがただ参照されているだけではなくマッシュアップされてひとつの物語にな...
2024年2月25日


ブルービートル | Blue Beetle (2023)
3.9/5.0 DC映画シリーズの一篇ではあるが、シリーズとしての連続性や他作品との関連性はほとんどなく、事前の基礎知識習得も必要なく楽しめる。 少し独特な単発のヒーローアクション映画として観れば、しっかり面白い。 演出部分では、日本の戦隊ヒーロー的なアクションやポージング...
2024年2月25日


ミッチェル家とマシンの反乱 | The Mitchells vs. the Machines (2020)
3.9/5.0 冒頭から終幕まで飽きたり中だるみするところなく、楽しい気持ちで鑑賞した。 かといって終始ハチャメチャなアクションやドタバタが続くわけではなく、物語全体を通しての緩急の演出設計のレベルがとても高い。 ハイテンションなシーンがベースにあるからこそ、主人公たちの心...
2024年2月24日


不気味の谷 | Uncanny Valley (2015)
3.6/5.0 高レベルなSFはフィクションを用いて現代社会を批評的に描出するものであるとあらためて理解できた短篇だった。 VFXもストーリーテリング上の必然性に則って効果的に使われており、またその演出もスマートで美しい。...
2024年2月23日


6 アンダーグラウンド | 6 Underground (2019)
1.0/5.0 カースタントの規模、目まぐるしく変わる豪華絢爛な舞台、VFXや爆発する火薬の量等、ド派手さという意味に限っていえばハリウッド映画の極北だと感じた。 ただ、個人的にはほとんど全くそのノリに乗れなかったし、眠くなって何度も観るのをやめたくなるほど退屈で苦痛だった...
2024年2月23日


REBEL MOON - パート1: 炎の子 | Rebel Moon - Part One: A Child of Fire (2023)
3.7/5.0 ザック・スナイダー監督作品のファンなので、楽しみに待って公開初日に観賞した。 監督本人が公式に発言している通り、もともとは「スター・ウォーズ」シリーズの完全新作として書かれた物語がベースになった、しかも黒澤明監督の「七人の侍」に対するオマージュがはっきり分か...
2024年2月23日


マーベルズ | The Marvels (2023)
3.4/5.0 MCUの他作品、特にエンドゲーム以前のそれらと比較すると世間の評価が低くなることには納得してしまうが、主人公3人の俳優達の演技は人間味があって魅力的で、アクション演出も新鮮で面白かった(法則やロジックが少し緩いと感じたけれど…)。...
2024年2月23日



























