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- スペースバンパイア | Lifeforce (1985)
3.3/5.0 コリン・ウィルソンのSF小説を原作に、「悪魔のいけにえ」を監督したトビー・フーパー、「エイリアン」の脚本を手掛けたダン・オバノン、「ティファニーで朝食を」や「刑事コロンボ」の劇伴を作曲したヘンリー・マンシーニといった大御所クリエイターを起用して製作された超大作級のSFホラー。 製作当時の予算としては破格級の2,500万ドルが費やされながら全米興収はその半分にも届かず、大赤字に終わったものの、カルトSFとして語られ続けている。 英国のスペースシャトルがハレー彗星を調査中に、未知の巨大な宇宙船と遭遇する。その内部にはコウモリのような姿をした無数の干からびたエイリアンと、3体の人型生命体が眠っていた。 地球へ持ち帰られた人型生命体が目覚めると、その警備をしていた人間の精気を吸い尽くし、逃亡する。 吸血鬼伝説に着想を得た物語が、当時最高レベルの特撮技術で大胆に表現されていて、進化したVFXに見慣れた今の眼で鑑賞してもその迫力に驚かされる。 「スター・ウォーズ」や「スーパーマン」でメイクアップアーティストを担当したニック・メイレイが手掛けた特殊メイクや人形操演には、VFXやAI生成映像にはない実在感がある。 特にミイラのように干からびた人間が動き出すシーンは、自分が子どもの頃に観た際に (作り物だと知らず本当の化け物だと信じてしまい) 恐ろしくて観るのを止めてしまった思い出があり、大人になった今でもウッと感じるほど。 終盤におけるロンドン市街の壊滅シーンは、群衆エキストラによるアンサンブル演出とジョン・ダイクストラによる光学合成やミニチュア撮影が巧みに組み合わされていて、今観てもすごい迫力。 何よりも、人類の精気を奪う人型生命体の女性を演じたマチルダ・メイの圧倒的な美しさには目を奪われてしまう。 この作品でカルト的な知名度を獲得したことにも納得できるほどの、彫像的かつ神秘的な存在感がある。 https://filmarks.com/movies/12152/reviews/152693148
- HELP -復讐島- | Send Help (2026)
3.9/5.0 「死霊のはらわた (1981・1987)」や「スパイダーマン (2002・2004・2007)」シリーズを手掛けたサム・ライミ監督によるサバイバルスリラーで、同監督による「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に出演していたレイチェル・マクアダムスが主演を担っている。 コンサルティング企業で働く主人公は有能だが不器用で社交性が低く、上司から冷淡で不当な扱いを受けている。 その上司たちと主人公が出張のために搭乗した小型飛行機が墜落し、気づくと主人公は孤島の浜辺に打ち上げられていた。 しかし生き残ったのは主人公だけではなく、その上司も同じ島に流れ着いていたのだった… という導入。 孤立した舞台でのサバイバルと、支配する/される側の立場の逆転が巧みに組み合わされた脚本がとても面白い。 詳述は避けるが、そろそろ終幕が迫る雰囲気が出てきてからのさらなる物語展開に驚かされた。 弱々しく不潔にさえ見える冒頭の主人公が、孤島で優位に立つにつれてまるで別人のように強く美しく見えてくる描かれ方の変化も見事で、これは監督の熟練した演出力と俳優の優れた演技力があってこそ成立するものだと感じた。 それに加えて、サム・ライミ監督らしいド直球なジャンプスケアや、今や他の監督はやろうと考えることすらしないだろうクラシックなカメラワークも健在で、鑑賞していて退屈する暇がない。 サム・ライミ監督の衰えない作家性と強烈なオリジナリティを感じられる、見どころいっぱいなB級映画だった。 https://filmarks.com/movies/125400/reviews/216414137
- All You Need is Kill (2026)
2.0/5.0 桜坂洋による小説を原作とする、ハリウッドにてトム・クルーズ主演で実写映画化されたSF戦争アクションを、アニメーションによって再映画化した作品。 「海獣の子供」のCGIや「漁港の肉子ちゃん」の演出を手掛けてきた秋元賢一郎が監督を担っている。 謎の地球外生命体に侵略された地球で、人類は統合防疫軍を組織し、パワードスーツや武器を開発のうえでその調査にあたっている。 ある日、主人公の女性兵士は異生物と対峙することになり死亡するが、死の瞬間にその日の朝へ戻るという現象を体験する。 死ぬ度に時を遡り、圧倒的な戦闘力を持つ異生物による絶望的な死の経験を何度も重ねるうち、主人公は闘い方を身に着けていく。 そして、その同じ日を何度も経験しているもうひとりの人物と出会う。 ハリウッド実写版で主人公だった男性は今作ではサブとなり、サブだった女性が今作の主人公となっているが、世界観設定や基本的な物語構造は同一。 アニメーションならではのアクロバティックな画づくりは面白く、個性的なキャラクター造形も個人的にはそれほど違和感なく見ることができたけれど、かといってすごく斬新な表現や手法が見られるかというと、特にそうは感じない。 ボーイミーツガール (今作だとガールミーツボーイ) なSFジュヴナイルといった読後感ではあるが、それ以上の何か新しいものが今作に内包されているかといえばそうでもない。 自分が邦画をやや苦手と感じる理由のひとつである「主人公や登場人物が自分の感情や思考をまるごと台詞で喋る」現象がこの作品でも見られ、特に2人の登場人物の心情吐露が続く終盤のあるパートは、率直にすごく退屈だと感じた。 画づくりに関するクリエイティビティの高さでアピールしている製作会社なのであれば、その感情や思考も画の演出で伝えるのがスマートなはずなのに、と考えるのは私だけだろうか。 また、声をあてた出演者によって演技のリアリティラインがバラバラだと感じたことも、少なからず没入感の妨げになった。 主人公は良くも悪くもリアリティ重視といえて、ところどころ棒読みにも聞こえるボソボソ演技は聞き取りにくい。 対して、ある声優が声をあてたキャラクターが登場した瞬間に、その作画とのギャップを感じるほどの極端なアニメ声が大ボリュームで聞こえてきて、今作の世界観の一貫性がその時に音を立てて崩れたようにすら感じてしまった。 俳優や声優に問題があるというよりも、それを統括的に制御する監督の演出方針の軸が弱く、ブレがあるように思う。 https://filmarks.com/movies/125410/reviews/216396353
- ランニング・マン | The Running Man (2025)
3.1/5.0 アメリカを代表する作家のスティーヴン・キングが別名義で出版した小説を原案とするSFアクション。 1987年にいちど映画化されているが、リメイク版にあたる今作は原作に忠実な物語となっている。 世界経済が崩壊し、資源不足と貧富格差が広がる近未来。 貧困層に向けた娯楽 (ガス抜き施策) として国家が提供する「ランニングマン」という過激なリアリティ番組が人気を博している。 全国民が視聴する中、殺人も厭わないハンターチームから30日間逃げ切れた挑戦者には高額な報酬が得られるというその番組に応募することになった主人公は、その番組が覆い隠してきた真実を知ることになる。 1987年版の主人公を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーに代わり、今作では「トップガン マーヴェリック」や「エクスペンダブルズ3」に出演してきたグレン・パウエルが主演を担っている。 頭は切れるものの怒りを制御するのが苦手というキャラクターを魅力的に演じている。 2020年代の洗練された画づくりやエドガー・ライトの小気味よい演出力は確かにありながら、1987年版に漲っていたヤケクソ気味ともいえる破天荒さを見つけることが難しい。 まともな精神状態で考えたとは思えない悪役キャラクター達や、無責任に視聴者の感情を煽るだけあおるTVショーの強烈な風刺がなくなったことで、没個性なSFアクションになってしまっていると感じた。 監督が手掛けた「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」や「ベイビー・ドライバー」で見られたようなキレキレにクレイジーな演出と展開を期待していたので、少し残念。 原作への強いリスペクトが演出にブレーキをかけてしまったのだろうか。 https://filmarks.com/movies/123589
- ウォーフェア 戦地最前線 | Warfare (2025)
3.6/5.0 海兵としての従軍経験を持つレイ・メンドーサと、「シビル・ウォー アメリカ最後の日」のアレックス・ガーランドが共同で脚本・監督を担った、レイ・メンドーサ氏の実際の体験に基づく戦争映画。 舞台はイラク戦争中のラマディ。アルカイダ幹部の監視任務に就いていた通信兵のレイを含む8人の特殊部隊は、敵側にその動きを察知され、先制攻撃を受ける。 死亡者や負傷者が続出し救援もままならない状況下において、レイや指揮官達は極限の選択を迫られながら、戦場からの脱出を図る。 レイ監督とその同僚が体験した戦闘および実際の行動が、過度な演出を排したリアルなタッチで描かれており、その緊迫感は凄まじい。 ダイナミックなカメラワークや劇伴といった手法は存在しないが、その突き放すようにドライな演出が戦場の緊迫感の再現に寄与している。 加えて、兵士役の演技指導に実際の戦闘経験がある元兵士を多数起用したことも、画のリアリティを強化している。 物語のテーマについても同様で、ただひたすらに人々が殺し合う戦争という状況の再現に徹することで、かえってその残酷さと虚しさが読後感として強く残る。 戦争という行為を決して美化せず、勧善懲悪のような単純な構図で描くこともしないという、製作者達の真摯な意思が伝わってくる重量級の映画だった。 https://filmarks.com/movies/120611/reviews/216529955
- ウォー・マシーン: 未知なる侵略者 | War Machine (2026)
3.6/5.0 「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」や「ヒットマンズ・ボディガード」等のアクション映画を手掛けてきたパトリック・ヒューズが原案・脚本・製作・監督を務めたSFミリタリーアクション映画。 主演は「ハンガー・ゲーム2」や「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」に出演してきたアラン・リッチソン。 米陸軍のレンジャー選抜試験に挑戦中の部隊が、その最終過程の野外演習中に、巨大な多脚型戦闘マシンと遭遇する。 部隊はマシンから想定外かつ猛烈な攻撃を受け、野外演習は一瞬にして地獄の戦場と化す。 異星文明と人間達による軍隊の戦闘の映画は数多く製作されてきたが、今作もしっかりとその系譜の作品でありつつ、主人公をはじめとする登場人物の (心理的な背景と行動原理を含む) 紹介や、脅威が登場するまでの脚本展開がシンプルで、とてもテンポが良い。 また、マシンによる攻撃の無慈悲さと、なすすべもなく撤退戦を強いられる部隊の見せ方には圧倒される。 地球規模の危機的状況が発生しているであろうことが想像できつつ、本篇で描く世界をあくまでも1機のマシンと1つの部隊に絞ることで、視点があちこちに散らからず、物語がスムーズに展開されていく。 失礼ながらパトリック・ヒューズの監督作ということで、もっと大味でツッコミどころが多い演出を想定していたのだけれど、良い意味で予想を裏切られた。 NETFLIX配信映画ということで、今作がヒットすれば続篇も製作されそうだが、その可能性はけっこうあるのではないかと感じさせる、娯楽作品としての面白さがあった。 https://filmarks.com/movies/126702/reviews/214093097
- マーシー AI裁判 | Mercy (2026)
3.4/5.0 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「ジュラシック・ワールド」シリーズに主演してきたクリス・プラットと「ドクター・スリープ」や「ミッション・インポッシブル」シリーズに出演してきたレベッカ・ファーガソンが共演するSFサスペンス。 監督作の「ウォンテッド」や製作として携わった「ハードコア」の個性的なアクションとエッジィな演出で注目を集めたティムール・ベクマンベトフが監督を担っている。 舞台は近未来の米国。凶悪犯罪の増加に対処するため、正確かつ迅速な裁判執行を可能にする司法制度「マーシー裁判所」が設立される。 マーシー裁判所ではAIが裁判官を務め、あらゆるメディアに記録された膨大なデータから被告の有罪率を随時算出し、被告にも自身の弁護のためにそれらのデータへのアクセス権限を与えながら、90分以内に有罪率を一定以下に下げなければその場で被告の処刑が行われる。 AIによる19番目の裁判にかけられることになった主人公は、マーシー裁判制度の強力な推進者だった、という導入。 現代においても既に、世界中のあらゆる場所にビデオや音声を記録するデバイスが普及しており、実際の裁判でそれらの記録が証拠として提出され、使用されている。 少し先にある未来として、AIがあらゆるデータを参照しながら即座に人を裁くようになったら…? という着想から構成されたであろう脚本は面白い。 コメディタッチを抑えたシリアスな演技のクリス・プラットも魅力があり、温厚に見えながらも冷酷無比なAIのインターフェイス役にレベッカ・ファーガソンがキャスティングされているところも実に適役で上手いと感じる。 主人公の有罪と処刑は不可避のようにも感じられる絶体絶命な状況から、主人公がどのように自身の冤罪を証明し真相に迫っていくのかについての物語には、さすがに少し無理があるかなと感じる部分もないわけではないけれど、映画的でテンポの良い展開もあり惹き込まれる。 ただ、ティムール・ベクマンベトフ監督はやはりその個性が強烈で、同氏が近年製作に携わった「search/サーチ」や「ウォー・オブ・ザ・ワールド (2025)」で用いられた、モニタやビデオの画面上で物語が展開するスクリーンライフスタイルが、今作においても大部分で採用されている。 主人公は被告席に固定されていて、AIは裁判官として被告と対面するのでその場から動けないため、その周囲をスクリーンライフの状況証拠が取り囲むという形の演出スタイルは理にかなってはいるのだけれど、近年稀に見るSF珍作という評価も既に名高い「ウォー・オブ・ザ・ワールド 」の、まるでツッコミどころだけで全篇が構成されているような演出 (とヤケクソになってしまったようにしか見えないアイス・キューブの熱演) がトラウマ的に思い出されてしまったのは、私だけではないようにも思う。 ティムール・ベクマンベトフが関わっている映画はやはり、良い意味でも悪い意味でも油断ならないということを、私はこれからも主張し続けていきたい。 https://filmarks.com/movies/125362/reviews/214059086
- アストロノート | The Astronaut (2025)
2.1/5.0 「ファンタスティック・フォー (2015)」や「オデッセイ」に出演していたケイト・マーラが主人公を演じるSFスリラー。 監督のジェス・ヴァーリーにとって、この作品が長編デビュー作とのこと。 宇宙での任務から帰還した宇宙飛行士が、リハビリと世間からの隔離を兼ねたセーフハウスで過ごすうちに、身体の異変や謎の現象が発生しはじめる。 様々な現象の不気味さには惹き込まれるが、それらの全てが断続的で、根拠となりそうな内容の説明はいちおうあるものの、結局それらにどういう (物語を構成する要素としての) 意味があったのかについて納得ができず、うーんとなってしまう。 違う現象が次々と描かれながら似たような展開の繰り返しで、演出トーンも単調で物語もなかなか前に進まない。 後半にて物語が大きく反転する脚本設計になっているけれど、鑑賞している多くの人は途中でその仕掛けに気づきそうで、そこには驚きや巧みさを見つけることが難しい。 登場するほとんど全ての人物についての、本当はそれぞれ何を望んでいたのか? といったキャラクターの根本部分の設定がとても弱いように感じる。 製作費や舞台がコンパクトなサイズでも脚本や演出のアイデアによって高い完成度を持つSF映画はたくさんあり、今作もその系譜にある作品かなと期待して鑑賞しただけに、少し残念だった。 https://filmarks.com/movies/125959/reviews/214059060
- アンティル・ドーン | Until Dawn (2025)
2.9/5.0 「ライト/オフ」や「アナベル 死霊人形の誕生」等のホラージャンルの映画で知られるデヴィッド・F・サンドバーグが手掛けた、ゲームを原作に製作したスラッシャーホラー。 1年前に失踪した女性の妹が、自身の元カレや友人達を連れて姉を探す旅に出る。 豪雨の悪路を抜けて辿り着いた山奥の観光案内所で、不気味な現象が発生する。 閉ざされた舞台で若者達が危険な目に遭うというプロット自体はスラッシャーホラーの典型でありながら、今作はタイムループの構造がそこに組み合わされているところが少し独特で、主人公達は空間と時間の両方で隔絶された同じ夜を何度も過ごすことになる。 よって同一人物が繰り返し様々な目にあうのだけれど、いくつか斬新だなと感じる演出はあるものの、使い古されたジャンプスケアの多用や全篇を通して緩急があまり感じられない展開がやや退屈。 また、主人公達を襲う奇怪な存在達が複数登場するものの、その背景に脈絡のなさを感じ、古典的なモチーフを悪い意味でマッシュアップしているだけのように感じてしまった。 主人公が最後に対峙する存在との決着のつけ方には少し意外性がありつつ、そもそもその決定打となる現象のロジックに納得できる説明がないため、うーんという印象。 デヴィッド・F・サンドバーグはYouTubeで自主製作の短篇を発表していた頃から注目していて、そのうちの1篇を自身の長編デビュー作としてセルフリメイクした「ライト/オフ」は面白かったし、その後に監督したDC映画シリーズ「シャザム!」のコメディタッチな作風も楽しく鑑賞したのだけれど、今作は何だか監督本来の才能が活かされていないように感じてしまった。 https://filmarks.com/movies/121232/reviews/213699056
- バトルランナー | The Running Man (1987)
3.2/5.0 アメリカを代表する作家のスティーヴン・キングが別名義で発表した小説を原案とするSFアクション映画。 「ターミネーター (1984)」で一躍スーパースターとなったアーノルド・シュワルツェネッガーが主演している。 世界経済が崩壊し、資源不足と貧富格差が広がる近未来。 警察権力によって独裁統治されていたアメリカにおいて、国民に残された数少ない娯楽はTVショー、特に出場者の殺し合いを生中継するという過激なバラエティ番組「ランニングマン」だった。 無実の罪で拘束された主人公は、その番組のプロデューサーに目をつけられ、「ランニングマン」へ出場することに同意させられてしまう。 スティーヴン・キング (今作においてはリチャード・バックマンという名義) の作品といえば、多くの人が思い浮かべるのはやはりホラージャンルになりそうだけれど、今作は舞台設定こそディストピアなものの、とてもあっけらかんとした空気を帯びている。 良くも悪くも、80年代のハリウッド映画が持っていた軽さや勢いが映画全体に感じられる。 敵対する武装者達と主人公達の過激なバトルも、今観るとやや迫力に欠けるところがありながら、悪役キャラクター達のぶっ飛んだ個性には、時代を越える面白さがある。 そして、全盛期のシュワルツェネッガーの上機嫌なアクションや期待通りな捨て台詞も、存分に楽しめる。 過激さを増す一方だったTVメディアの風刺という (原作に内在していた) テーマはいちおう描かれつつも、説教くさいと感じるような生真面目さはなく、頭を空っぽにして観られるタイプの作品。 むしろ、この映画の演出や存在自体が、どんどんと過激な作品を求める映画ファンに対する「結局みんなこういうのが観たいんだよね?」というメタ的なメッセージの投げかけになっているようにも感じられた。 https://filmarks.com/movies/3389/reviews/213375308









