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- 6時間 | 6 Hours: The End (2015)
1.1/5.0 脚本の支離滅裂さ、突如かかり出す楽曲のあまりの唐突さと違和感に思わず笑ってしまった。 主人公の言動に一貫性が全くないところに制作者の人達が誰も何も気づかなかったのだろうか。 逆にすごいという意味では一見の価値があるかも知れない。 https://filmarks.com/movies/87205/reviews/166737779
- 雪山の絆 | Society of the Snow (2023)
4.1/5.0 何度も映画化されている有名な痛ましい航空事故の、何度目かの再映画化。 当事者の実際の体験に基づく手記をベースに、かなり事実に忠実に、死者や生存者への敬意を忘れず、過剰な演出を抑え、命の脆さと尊さが描かれていると感じた。 https://filmarks.com/movies/112145/reviews/166706534
- REBEL MOON - パート1: 炎の子 | Rebel Moon - Part One: A Child of Fire (2023)
3.7/5.0 ザック・スナイダー監督作品のファンなので、楽しみに待って公開初日に観賞した。 監督本人が公式に発言している通り、もともとは「スター・ウォーズ」シリーズの完全新作として書かれた物語がベースになった、しかも黒澤明監督の「七人の侍」に対するオマージュがはっきり分かる脚本だった。 その経緯を知らない人が観ても、何だか「スター・ウォーズ」のようでそうではないという、少し不思議な映画に感じられるのではと思った。 監督の強烈な才能ともいえる外連味と大胆さに溢れる演出は、この作品でも存分に発揮されている。 ただ、製作開始当初から前後篇の2部作を前提としていることもあるのか、世界中のファンが期待していたであろう超大スケールな舞台やアクションがあったかといえば、少なくともPart1に限定すれば少し微妙だったようにも思う。 この映画における七人の侍役のキャラクター達はどれも魅力的で、特にペ・ドゥナが演じる剣士は明らかに「スター・ウォーズ」でいうところの世捨て人となったジェダイといった貫禄があるが、それ (ジェダイにしか見えないこと) が良いことなのか悪いことなのかは何とも言えない。 しかしこのあたりもPart1ということで、まずはそれぞれの紹介までというニュアンスの方が強かった。 1本の映画としてはそつなく仕上がっており充分に面白い映画だったと感じつつ、世界観・演出・キャラクターに既視感を覚えてしまったところが少し残念に思う。 後篇のPart2と合わせて観賞すれば、このPart1への見え方も少し変わるだろうか。 期待して待ちたい。 https://filmarks.com/movies/101625/reviews/165946204
- 6 アンダーグラウンド | 6 Underground (2019)
1.0/5.0 カースタントの規模、目まぐるしく変わる豪華絢爛な舞台、VFXや爆発する火薬の量等、ド派手さという意味に限っていえばハリウッド映画の極北だと感じた。 ただ、個人的にはほとんど全くそのノリに乗れなかったし、眠くなって何度も観るのをやめたくなるほど退屈で苦痛だった。 画的な見せどころがあるというより、それ以外の仕事はほぼないというぐらいで、誰かちゃんと監督や脚本家に意見できる人がいいんじゃないのと呆れてしまった。 観る人を混乱させるだけの時制の切り替わり回数の多さは本当に酷いし、誰がどこでいつ何をなぜどうしているのかといった基本的な情報が見えないまま画だけがどんどん切り替わるので、下品な知らない人達の宴会の馬鹿騒ぎをゼロ距離で見させられているような気持ちになる。 この監督個人のキャラクターは好きだし、ハリウッドにおける存在価値もあると思うけれど、作り出す作品との個人的相性は本当に悪い… https://filmarks.com/movies/81476/reviews/152670238
- カローン | Caronte (2017)
3.9/5.0 短篇ながらストーリーテリングが大変に豊かで、とても見応えのある作品だった。 物語の構造としては名作映画のネバーエンディングストーリーに近く、読後感も近しい。 願う力、想像する力の強さが描かれていて感動的だった。 https://filmarks.com/movies/107177/reviews/165895035
- 不気味の谷 | Uncanny Valley (2015)
3.6/5.0 高レベルなSFはフィクションを用いて現代社会を批評的に描出するものであるとあらためて理解できた短篇だった。 VFXもストーリーテリング上の必然性に則って効果的に使われており、またその演出もスマートで美しい。 https://filmarks.com/movies/74397/reviews/165894132
- 肉食もやし | Carnivorous Bean Sprout (2015)
1.7/5.0 シュール演出を狙い過ぎているように感じそれに乗れなかったが、 エンディングで急に爆上がりするテンションとBGMにはちょっとだけ笑ってしまった。 https://filmarks.com/movies/112694/reviews/165893601
- キッド | The Kid (1921)
5.0/5.0 公開から1世紀経っても、そしてきっとこの先も色褪せない、上手に生きられない人々の悲哀と普遍的な愛のあり方が描かれた傑作。 チャップリンの凄まじい身体と表情の演技で台詞がなくとも喜怒哀楽の感情が伝わってくるし、何よりスラップスティックコメディの始祖ともいえる圧倒的な存在感がある。 中盤のキッド争奪戦におけるドタバタな面白さは当然として、キッドが主人公との離別に絶望し彼を求めて泣き叫ぶその悲痛な表情、そしてキッドを自分の元に取り返した主人公が束の間の安堵の後に見せる、いつまで続くか分からない2人のささやかで幸せな暮らしから目を逸らすかのようなシリアスな表情の切なさに、涙がこぼれた。 https://filmarks.com/movies/14661/reviews/152649037
- ガタカ | Gattaca (1997)
5.0/5.0 90年代末に公開された寓話的なSF映画だが、21世紀に入ってからの遺伝子工学の加速度的進化と、そのスピードに追いつけない人類の文化的・生物学的なモラルの進化の問題が予見的に描かれている。 そのテーマは古びないどころか、今後の私達にとってさらに重要なものとなっていくはず。 脚本の完成度の高さはもちろんのこと、俳優たちの抑制的だが熱を感じて惹き込まれる演技、マイケル・ナイマンによる至高ともいえる劇伴、いくつかの象徴的なシーンにおけるモチーフのレイアウト等、映画作品としてのレベルが極めて高い。 (特にあるシーンにおける暗喩的な美術のアイデアとその見せ方には驚かされた) 自身の人生とは何なのか、そこにどんな必然性と生きがいを見出すのか。 生まれ落ちた時から宿命が定められているならば、その定めに抗うことは無駄なのだろうか。 抗い乗り越えること、その過程で命を燃やすこと、その小さな歩みの積み重ねこそが人生なのだと、自分は受け取った。 https://filmarks.com/movies/6491/reviews/152617163
- ミッチェル家とマシンの反乱 | The Mitchells vs. the Machines (2020)
3.9/5.0 冒頭から終幕まで飽きたり中だるみするところなく、楽しい気持ちで鑑賞した。 かといって終始ハチャメチャなアクションやドタバタが続くわけではなく、物語全体を通しての緩急の演出設計のレベルがとても高い。 ハイテンションなシーンがベースにあるからこそ、主人公たちの心情の奥底を描く静かなシーンの微細な演出も対比的に際立ってくる。 物語に用いられるモチーフの数々は現代的だったりハイテクだったりしながらも、家族の愛の形とはどうあるべきかという普遍的なテーマが根底にしっかりあって、地に足のついた物語として成立しているところが素晴らしいと感じた。 インターネットなしでは生活が難しくなった時代に生き、ゆくゆくはAIも同じく必要不可欠な存在になろうとしている我々への風刺が終始効いていて、そのメッセージはユーモアに包まれていながらも痛烈。 数々のネットミームネタやSNSリア充達に抱いてしまう劣等感等のネタは、世界共通のものなのかと驚きながらも笑った。特にお掃除ロボットのあるあるギャグは切れ味が最高だった。 また、家族の思い出あるある (特に苦い方の) もまた国や人種を越えて共通するところがあるのだなと苦笑いしてしまった。 https://filmarks.com/movies/89671/reviews/169904569









